対象者 | 男性、女性とも |
---|---|
検査方法 | 両腕、両足首の4箇所に血圧計を巻いて血圧を同時に測定するだけですので、短時間で2つの検査が可能で、血管の硬さと狭窄(つまり)を検査できます。 |
異常値を示す病気 | 閉鎖性動脈硬化症など |
料金 | 2,200円(税込) |
日本人の3大死因は「がん」、「脳血管疾患」、「心疾患」です。中でも脳血管疾患と心疾患はいずれも血管の壁が厚くなって弾力性が失われ、血管が劣化したり狭くなってしまう「動脈硬化」が原因です。動脈硬化を放っておくと脳出血(くも膜下出血)、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などを引き起こします。
この、動脈硬化を測定する検査が血管しなやかさ検査(血圧脈波検査)です。検査は、両腕、両足首の4箇所に血圧計を巻いて血圧を同時に測定するだけですので、短時間で2つの検査が可能で、血管の硬さと狭窄(つまり)を検査できます。
(1)血管の硬さはPWV(脈波伝播速度)で検査します。
心臓から押し出された血液により生じた拍動が血管を伝わって手足に届くまでの速度を測定します。健常な方の場合、血管はゴムチューブのように伸縮性が あるため脈波が血管壁で吸収され、ゆっくり伝わります。血管が土管のように硬くなりますと吸収されないため、速く伝わります。
(2)狭窄(つまり)はABIで検査します。
足首と上腕の血圧の比を測定することによって血管の狭窄の程度がわかります。健常な方は足首の血圧は上腕の血圧よりも高いのが普通ですが、下肢の動脈 が細くなったり、詰まっていたりすると血流が悪くなり上腕の血圧よりも低くなり、ABIの数値が低くなりますので、この検査で測定できます。
40歳以上で次の項目に該当する方にはお勧めします。