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各科専門外来のご案内  脳腫瘍・頭蓋底外科センター
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 東京逓信病院脳神経外科

脳腫瘍・頭蓋底外科センター

脳神経外科部長 鮫島 哲朗 脳神経外科部長 鮫島 哲朗

2024年10月1日に当院に赴任し、髄膜腫や聴神経鞘腫、間脳下垂体腫瘍などの良性脳腫瘍、頭蓋底腫瘍、顔面痙攣や三叉神経痛に対する微小血管減圧術などを主に担当しております。特に深部の複雑で高度な技術を要する困難な手術を得意としております。

2002年~2007年までDuke大学医療センターで福島孝徳先生の手術を学び、これまで大学病院をはじめ日本国内のみならず海外でも手術を行い、年間120~150例前後の脳腫瘍の手術を行ってきました。
「最新治療データで探す 名医のいる病院(医療新聞社)」や「Best Doctors in Japan」にも10年連続で選出していただいており、BS朝日シリーズの「命を救う!スゴ腕ドクター」やフジテレビ、TBSテレビでの密着ドキュメンタリー番組などにも数回出演させていただいております。

今まで培ってきた経験を最大限に活かし、ここ東京逓信病院でも患者さんのためにベストを尽くしていきたいと考えており、この度、山岨院長の命により、「脳腫瘍・頭蓋底外科センター」を開設することになりました。

特に髄膜腫や聴神経鞘腫、下垂体腺腫といった良性腫瘍や頭蓋底腫瘍は、手術の結果によっては、患者さんの生活が一変することがあり、術者の技量が大きく反映されます。 経験豊富な医師が責任をもって診させていただきますので、他院で診断されて治療を迷われている方や、すでに手術を勧められている方、手術は終わっているが結果に満足されていない方などどうぞ気軽にご相談ください。

担当医
鮫島 哲朗 医師のホームページ
メールでのご相談にも応じております。※鮫島 哲郎 医師宛て
E-MAIL tetsurosameshima@gmail.com

頭蓋底腫瘍・良性腫瘍とは

頭蓋底腫瘍とは、頭蓋骨の底部、つまり大脳の底部や脳幹周囲に発生する腫瘍の総称です。これには様々な種類の腫瘍が含まれ、代表的なものとして、髄膜腫、神経鞘腫、グロームス腫瘍、下垂体腫瘍、類上皮腫、上皮腫、脊索腫や軟骨肉腫、軟骨腫などの骨性腫瘍、転移性腫瘍などが挙げられます。

一般的に病巣が深い所にあることが多く、しかも重要な脳神経や血管を巻き込んでいることがあり、より専門的で高度な治療が必要となります。そのためには、耳鼻咽喉科や眼科、皮膚科、形成外科、放射線治療チームとの協力が重要となります。

症状

症状は、腫瘍の種類や場所によって様々です。頭痛や視力視野障害、複視(物が二重に見える)、顔面の麻痺や痺れ、聴力障害、嚥下障害、手足の麻痺や痺れなどがあります。良性腫瘍で非常にゆっくり大きくなるものでは、ほとんど自覚症状が無いこともあります。

検査

通常はまず、頭部のCTやMRIで腫瘍の種類、病巣の大きさや進展具合を確認します。さらに重要な動脈との関係や静脈系の確認のために、血管造影検査を追加したり、全身の検査が必要となることもあります。

治療

一般的に良性脳腫瘍や頭蓋底腫瘍は手術摘出が第1選択となり、全摘出を目指しますが、重要な血管や神経を巻き込んでいたり、脳幹部に癒着している場合は、機能温存のために部分摘出になることもあります。
腫瘍を残さざるを得なかった場合、そのまま外来で経過観察することもありますが、腫瘍が増大する場合はガンマナイフやサイバーナイフなどの定位放射線治療を追加することがあります。

近年、手術顕微鏡や神経内視鏡の発達により、その手術成績は格段に向上してきました。当院では脳神経外科チーム一丸となって、全国から紹介される高難度の手術症例に立ち向かっています。また、術中ナビゲーションシステム、神経モニタリング等をフルに活用し、合併症の予防に努めています(写真)。

脳神経外科チーム写真

代表症例

1.錐体斜台部髄膜腫

50代の女性の患者さんで日々悪化する歩行障害を主訴に車椅子で他院より紹介されました。
頭蓋底アプローチで手術を行い、全摘しました。術後、歩行障害は改善し独歩で帰宅され、通常の日常生活に戻られています。

代表症例1のMRI画像

2.蝶形骨縁髄膜腫

70代女性の患者さんで、右の視力障害を主訴に他院で脳腫瘍を指摘されて紹介されました。
開頭手術にて全摘し、術後、視力障害は改善しています。

代表症例2のMRI画像

3.聴神経鞘腫

40代男性の患者さんで、右の聴力低下にて脳腫瘍を指摘されて紹介されました。
顔面神経に癒着している腫瘍被膜を一部残しましたが、その後増大すること無く無症状で約6年経過し、年に一度のMRI検査のために元気に通院されています。

代表症例3のMRI画像

4.頚静脈孔神経鞘腫

20代男性の患者さんで、嚥下障害、嗄声、味覚障害、聴力障害を主訴に指摘されて紹介されました。
頭蓋底アプローチで摘出し、症状は全て改善し、復職しています。

代表症例4のMRI画像

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