内視鏡を用いた手術は従来の手術に比べて体の負担が少ないことから、いろいろな分野で行われるようになっています。手足の関節の内視鏡をとくに関節鏡と呼びますが、東京逓信病院整形外科は世界で初めて関節鏡を実用化した施設として、これまでに多くの関節鏡手術を行ってきました。関節鏡手術は、かつては膝を中心にスポーツによるケガに用いられていましたが、器具や技術の進歩が目覚ましく、最近では全身の関節で、スポーツ以外の種々な疾患に対しても行われるようになりました。そこで当科でも、関節鏡に関連する各部署が連携し、診断から治療、リハビリテーションをきめ細かく行うとともに、患者さまがスムースに治療を受けられることを目指して、整形外科の中に関節鏡・スポーツセンターを開設しております。該当する疾患でお困りの方があれば是非一度ご相談ください。