免疫は、ウイルスや細菌といった外敵と戦うために人体に備わった防御機構です。
本来、免疫は自己と外敵を区別しますが、何らかの原因で自己の組織を繰り返し攻撃したり、持続的な炎症を引き起こしたりすることがあります。
こうした免疫の異常に起因する病気は膠原病と呼ばれます。膠原病にはさまざまな疾患が含まれますが、最も頻度が高いのは関節リウマチです。
当科では、関節リウマチを含む幅広い膠原病の診療を担当しています。関節の腫れや痛み、原因不明の発熱が続くといった症状のある方は、ぜひ当科を受診してください。
膠原病の診療では、適切な診断、初期治療、維持治療がそれぞれ重要です。
免疫システムや病態の理解が進んだことで、さまざまな治療薬が生まれ、病気をコントロールできるようになってきました。
当科では、リウマチ専門医が最新のエビデンスに基づいた膠原病診療を行います。
患者さんには、ご自身の病気やお薬についてよく理解していただくことが大切です。当科では、丁寧な説明を心掛けていきます。
分からないことがありましたら遠慮なくお尋ねください。
また、病気と長く付き合っていく中で、全身のさまざまな臓器に症状が現れることがありますので、全身の管理も重要です。
全身の合併症については、必要に応じて他科と連携して対応します。
膠原病の多くは長く付き合う病気ですので、患者さんの考え方や生活スタイルに合わせた治療を提案していきます。
など
医長 太田 峰人 (おおた みねと) (卒業年:2010年) |
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