当科の特長
2024年12月末にて常勤医師が退職いたしましたので、入院・手術診療が必要な方は他院にご紹介させていただきます。
ご理解のほどお願い申し上げます。
女性ホルモンは女性の日々の生活、体のバランスに密接にかかわっています。そして、子宮、卵巣といった臓器は時に妊娠、出産という生物としての人間が生命を育んでいくための重要な役割をしています。女性のライフサイクルを作り、子を宿す素晴らしい臓器でもある反面、時にそれらの臓器は不調をきたし、がんなどの重大な病で女性の悩みを作ることもしばしばです。
婦人科はそのような臓器と共に生きる女性のライフサイクルを理解し、女性の一生をより豊かにするために必要な診療科です。女性の思春期、成熟期、更年期、閉経期、更年期に起こる様々な症状(月経不順、過多月経、月経痛、貧血、不正出血、更年期、老年期症状)を理解して、対応することができます。
当科では、これらに対するホルモン療法などの薬による治療を提示することができます。担当医師が患者さんの今の身体の状況について丁寧に説明を行い、十分に納得していただいた上で治療法を選択することのできる環境を提供することが可能です。
婦人科腫瘍の専門医が診療にあたっています。経験豊富な医師が外来診療に関わります。
当院は2023年には東京都がん診療連携拠点病院に指定されており、診断のついていない状況でも検査を行うことができ、抗がん剤による治療や放射線治療、痛みや悩みを和らげる緩和ケアなど対応することができる体制を整えております。患者さんの癌の特性に合わせた、分子標的治療も行っています。
かつてはたくさんの分娩を扱っていた当院ですが、2006年に最後の分娩を受け入れたのち、現在は行えておりません。また、不妊治療の体外受精に関しても医療保険の適応となりましたが、当院では現時点では対応できない状況となっております。
しかし、これらの分野に関しても、適切な施設の紹介が可能ですので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。
月経困難症とは、月経期間中に月経に伴っておこる病的な状態を言います。
生理痛(下腹部痛、腰痛)に加え、おなかの張りや吐き気、頭痛、疲労・脱力、食欲不振、いらいら、下痢、憂うつなども含まれます。
月経困難症には子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などによる器質性月経困難症と、ホルモンバランスの乱れによる機能性月経困難症があります。
女性の8割が、程度の差こそあれ月経困難症をもつと言われており、3割には医学的介入が必要な状態と言われています。
当院では、女性のライフスタイルに大きく影響を与える月経困難症に対するホルモン療法を積極的に行っております。
医師の外来診療予定日です。
秦 宏樹 (はた ひろき) (卒業年:1977年) |
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玉井 佳奈 (たまい かな) |
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小野寺 貴子 (おのでら たかこ) |
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平野 茉来 (ひらの まな) |
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(2025年4月1日現在)
ここまで本文です。