院長補佐兼消化器内科部長 光井 洋
1.丁寧な診療 朝全員での回診は10年以上の実績があります
2.緊密な連携 内科系、外科、放射線科、臨床検査科などの院内各科、及び他の医療機関との緊密な連携のもとで、レベルの高い急性期診療を行っています。
3.レベルの高い急性期診療 診療レベルの向上のため、学会・研究会での発表・検討に力を入れています。卒後の臨床研修を希望する医学生の見学・実習も多数受け入れています。
4.つらくない内視鏡検査・治療 当科での内視鏡検査・治療を受けた方々の感想です。希望により鎮痛剤使用下でも御対応します。小腸内視鏡、早期胃癌、早期大腸癌、早期食道癌の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)も行っています。
新型コロナウイルス感染の流行に対する内視鏡センターの取り組み
5.コミュニケーションの良いチーム医療 医師、看護師、技師、薬剤師、栄養士、事務などの各職種と、患者さん・ご家族との風通しのよいコミュニケーションを大切にしています。
6.快適な入院病棟 江戸城外濠と桜並木を見下ろす、緑の多い閑寂な環境に立地します。広く開放的な病室と、明るい看護職員の手厚い看護が良質な療養環境を提供します。
当科では、悪性腫瘍(胃癌、大腸癌、肝細胞癌など)のほか、ヘリコバクター・ピロリの除菌、胃・十二指腸潰瘍、食道静脈瘤、大腸ポリープ、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、C型慢性肝炎、B型慢性肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎※などを専門に治療しています。
現在、他の医療機関から多くのご紹介をいただいております。また、入院患者さん(単数)の約1/3が予定外入院(当日緊急、日当直帯、救急車を含む)であって、急性期病床として活動中です。
※2016年4月から、原発性胆汁性肝硬変が「原発性胆汁性胆管炎」に改称されました。
外科との緊密な連携を保つため、毎週火曜日朝に合同カンファレンス(キャンサーボードⅡ)を行い、主として癌患者さんの一週間の治療方針を検討し、決定しています。また、月に1回、外科、放射線科、病理診断科を交えて、症例検討会(キャンサーボードⅠ)を行っています。内科全体での症例検討会(CC)は2週に1度、病院としてのCPC(剖検患者さんの臨床・病理カンファレンス)も2週に1度、後者の検討内容は、医学雑誌「逓信医学」に掲載されています。
当科は日本内科学会、日本消化器病学会、日本肝臓学会等の教育病院でもあり、研修医や専修医が腕をみがいています。このため学会研究会での発表も精力的に行っています。また、東京大学医学部等の医学生の教育にも参加しています。
各医師の外来診療予定日です。
内視鏡の実績としては、上部内視鏡が2,942件で、下部が2,026件。大腸ポリープの切除ではポリペクトミー、粘膜切除術(EMR)あわせて964件の実績があります。早期がんに対する粘膜下層剥離術(ESD)は、大腸が58件と増加しています。内視鏡センターは設備が整っており、内視鏡室4ブースに加え、専用トイレ6室、前処置室、洗浄室と鎮静検査後のリカバリー室があります。
年間の入院患者数は1,040人。急性肝炎や肝硬変、肝細胞がん、大腸憩室出血や憩室炎、急性膵炎、消化管ESD目的など多彩な患者さんが入院されています。外来診療では、ピロリ菌除菌や自己免疫性肝障害(自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎)に対する治療、炎症性腸疾患に対する治療などを行っています。
入院は主に8階西病棟でとても眺めが良く、広く開放的な病室と明るい看護職員の手厚いケアで、良質な療養環境を提供します。
| 検査・治療症例数(件) | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 |
|---|---|---|---|
| 上部消化管内視鏡検査 | 2,942 | 3,542 | 3,422 |
| 下部消化管内視鏡検査 | 2,026 | 2,190 | 2,228 |
| 大腸ポリープ切除 | 946 | 1,058 | 1,083 |
| ESD(胃、食道) | 42 | 47 | 31 |
| ESD(大腸) | 58 | 44 | 45 |
| EUS(IDUS(管腔内超音波検査)含む) | 107 | 344 | 240 |
| EUS-FNA(膵臓・消化管) | 17 | 34 | 48 |
| 消化管出血入院 | 117 | 127 | 133 |
| ERCP(結石除去、ステント挿入を含む) | 142 | 219 | 195 |
| 食道静脈瘤治療 | 8 | 11 | 5 |
| RFA(ラジオ波焼灼療法) | 9 | 14 | 16 |
| 肝動脈塞栓術 | 8 | 22 | 24 |
| C型肝炎新規経口薬治療(DAAs治療) | 4 | 5 | 2 |
| その他実績 | 2024度 | 2023度 | 2022度 |
|---|---|---|---|
| 外来患者総数(延べ) | 17,836人 | 20,024人 | 20,067人 |
| 外来初診患者数 | 913人 | 960人 | 985人 |
| 入院患者総数(延べ) | 9,186人 | 10,793人 | 12,032人 |
| 新入院(単人数) | 1,040人 | 1,325人 | 1,322人 |
| 平均在院日数(日) | 8.6日 | 9.1日 | 8.6日 |
| 院長補佐兼部長 光井 洋 (みつい ひろし) (卒業年:1985年) |
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|---|---|
| 主任医長 平野 賢二 (ひらの けんじ) (卒業年:1995年) |
|
| 医長 小林 克也 (こばやし かつや) (卒業年:1998年) |
|
医長 加藤 知爾 (かとう ともじ) (卒業年:2005年) |
|
| 阿部 創平 (あべ そうへい) (卒業年:2014年) |
|
| 小野 晋治 (おの しんじ) (卒業年:2015年) |
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| 兼務(内視鏡センター長) 関川 憲一郎 (せきがわ けんいちろう) (卒業年:1991年) |
|
| 兼務(人間ドックセンター長) 古畑 総一郎 (ふるはた そういちろう) (卒業年:1990年) |
|
| 近藤 花奈美 (こんどう かなみ) (卒業年:2022年) |
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| 齋藤 聡文 (さいとう としふみ) (卒業年:2021年) |
|
| 高橋 奎胡 (たかはし けいご) (卒業年:2021年) |
|
| 松川 雅也 | 専門治療:消化器疾患全般 |
|---|
(2025年4月1日現在)
| 疾患名 | パス名 | 入院日数 | 料金(3割負担) |
|---|---|---|---|
| 大腸ポリープ | 大腸ポリープ(2日) 検査のみ |
2日 | 35,000円 |
| 大腸ポリープ | 大腸ポリープ(2日) ポリペクトミー |
2日 | 47,000円 |
| 大腸ポリープ | 大腸ポリープ(3日) ポリペクトミー |
3日 | 60,000円 |
| 臨床研究名称 | 責任者名 |
|---|---|
| C型肝炎ウイルス駆除後の発癌リスクスコアリングシステムの 構築を目指した多施設共同研究 ※詳細はこちら(153KB) | 光井 洋 |
| 自己免疫性膵炎維持療法期のプレドニゾロン(PSL) 投与量と再燃に関する研究 ※詳細はこちら(108KB) | 平野 賢二 |
| 消化器内視鏡に関連する疾患、治療手技データベース構築 (多機関共同前向き観察研究) ※詳細はこちら(147KB) | 関川 憲一郎 |

2022年12月、佐藤医師が優れた発表を行った功績として
日本消化器内視鏡学会関東支部例会において優秀演題賞を受賞しました。

2025年5月、研修医の大井医師が優秀な発表を行った功績として
日本消化器病学会関東支部例会において研修医奨励賞を受賞しました。
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消化器内科 部長 光井 洋
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肝硬変と肝細胞がんについて
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