主任医長 濁川 博子
感染症内科は、全身を診る診療科です。よくお話を伺い、丁寧に診察させていただくことを大切と考えています。
感染症にかかりやすい、だるいなど、全身の症状は、患者さんの体力にも関係します。生活習慣にも配慮し、感染症を克服したあと、より健康に暮らせるような診療を目指しています。微生物に感染することと、感染症を発症することは違います。感染症を発症したとしても、治りやすさは個人によって異なります。食事、睡眠、運動の見直しを行い、必要時、漢方薬も処方します。
原因不明の発熱、全身のリンパ節腫脹など何科を受診してよいかわからない方も、ご相談ください。当科で、できる限りの診療を行うと同時に、必要に応じて専門の診療科に紹介いたします。
各種微生物、ウイルスによっておこる病気を診療します。膀胱炎、肺炎、蜂窩織炎、難治性の扁桃腺炎、軟部組織感染症など、多くの感染症があります。肺炎は呼吸器、腎盂腎炎は腎臓などといったふうに、感染症には、感染臓器があります。当科では、当院各科に入院中の感染症の患者さんの診療をサポートする形もとり、感染症患者さんが、臓器の専門家、感染症の専門家の両方の診察を受けることができるよう、努力いたします。感染症メインで診療するときは、同時に各科の専門家にコンサルトしつつ診療を行います。
主任医長 濁川 博子 (にごりかわ ひろこ) |
|
---|
(2022年4月1現在)
内訳 | 2020年度 | 2019年度 | 2018年度 |
---|---|---|---|
骨と関節の感染 | 3
|
6 | |
血流感染 | 43
|
66 | 30 |
心臓血管系感染 | 1
|
3 | |
消化器系の感染 | 58
|
43 | 46 |
肺炎 | 8
|
7 | 2 |
生殖器系感染 | 1 | ||
手術部位感染 | 3 | ||
皮膚・軟部組織感染 | 3
|
11 | 5 |
全身的な感染 | 3
|
||
尿路感染 | 40
|
40 | 41 |
毎週、木曜日、午後13時~16時です。出張などで不在の場合がありますので、原則は予約制です。しかし、急病の場合はこの限りではありませんし、他の曜日も可能な限り対応します。まずは電話でご相談下さい。紹介状がなくても初回から受診できます。
冬場の感染症と対策
感染症内科 主任医長 濁川 博子