原則は予約制となっていますが、小児の疾患は緊急を要し、またご両親の心配も強いため、予約がない場合でも診察します。できれば紹介状をお持ちいただくか、事前にお電話をいただけるとスムーズに診察することができます。
川崎病を含む心臓外来、起立性調節障害、内分泌外来(低身長・肥満なども)、呼吸器、アレルギー外来(食物アレルギー、経口負荷試験、喘息、アトピーなど)、発達障害(小児)、育児相談、予防接種、心理相談などは、電話で予約をお取りください。遺伝性疾患の精密検査、遺伝相談は、直接小野医師へ電話で予約をお取りください。
麻疹をはじめ、罹患すればたいへん重篤になる疾患がたくさんあります。現在のコロナ流行で、世界中の子どもたちの予防接種率が下がっており、流行が懸念されています。予防接種は積極的に受けましょう。風疹の抗体検査のクーポン券をお持ちのお父様もご一緒にどうぞ。
東京逓信病院 小児科
2020年 5月 26日
当科は病気の早期診断、早期治療、育児相談、保健指導を重点に、感染症、心臓の病気、小児内分泌疾患、気管支喘息やアトピー性皮膚炎など幅広い分野の診療を行っています。さらに、ダウン症候群や病気の遺伝性に関する相談、川崎病にかかったことがある方の冠動脈障害は15歳以上の成人でも当科で診療しています。
また、育児に関する疑問や不安、学習障害や登校拒否など、悩む前にお声をかけてください。臨床心理士による相談も行っています。
小児科の専門外来等について詳しくご案内します。
2018年10月1日から、東京ダウンセンターが開設され、ダウン症候群の方が年齢を問わず受診できるようになりました。
乳幼児・小児期の合併症治療や定期チェック、早期療育、摂食・言語リハに加え、思春期、成人期以降も年齢を問わず、生涯に亘る心身の健康管理と支援を継続的、包括的に受けられるようにしました。
当面は小児科の小野医師が窓口になって診療いたしますが、当院の各診療科ができる限り連携することになっています。予約方法を含め、くわしくは東京ダウンセンターのご案内をご確認ください。
部長 椎尾 康 (しいお やすし) (卒業年:1992年) |
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主任医長 大塚 里子 (おおつか さとこ) (卒業年:1994年) |
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加藤 弘規 (かとう ひろき) (卒業年:2010年) |
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小野 正恵 | 専門治療:先天異常、遺伝カウンセリング、ダウン症候群 |
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中澤 聡子 | 専門治療:小児科全般、アレルギー疾患、小児心身症(起立性調節障害) |
小川 樹里 | 専門治療:小児神経 |
鈴木 淳子 | 専門治療:小児循環器疾患(特に川崎病) |
(2023年4月1日現在)
気管支喘息は毎日診療しています。
アレルギー疾患の中で特に低年齢児では食物アレルギーが問題ですが、危険がなければ出来るだけ食物制限しないことが望ましく、そのため適宜、経口負荷試験を行います。
アトピー性皮膚炎に関しては、アレルギー外来の中で当院皮膚科と連携しています。
ダウン症候群は、600人出生に1人と高頻度にみられる染色体異常ですが、合併症が多く成長発達にも遅れがみられるので、ていねいな対応が必要です。当科では早期療育も取り入れ、専門性の高い診療を行っているため好評をいただいています。
“遺伝カウンセリング”は、生まれつきの病気や形態に関する悩み、もしくは疑問について日本人類遺伝学会認定臨床遺伝専門医が行っています。次の子にも出現する可能性は?親族への影響は? 今後この病気はどうなっていくのか?と悩みは尽きませんが、誰に聞けばよいかも分からない方が多いのが現状です。ご相談には約1時間をかけ、解決に向けたお手伝いをしています。
川崎病冠動脈障害の経過観察には、心臓までカテーテルを入れ造影剤を冠動脈に注入してX線で冠動脈を描出することが、一生涯、必要とされていましたが、当院ではMRIにより、全く痛みなく造影剤も用いず、X線に被ばくすることもなく、外来で短時間にしかも安価で、今までの心臓カテーテル方法に匹敵する鮮明な冠動脈画像を得ることに成功しました。以来、乳幼児から成人まで幅広い年齢層に対し行われ、諸外国からも定期検診に訪れています。
小児の発達障害や、“子どもの心の病気”にも積極的に対処しています。気軽に受診してください。心理士による専門外来も設けています。
実績 | 2021年度 | 2020年度 | 2019年度 |
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入院患者数(実人数) | 137人 | 150人 | 367人 |
ダウン症候群赤ちゃん体操(早期教育)参加者 | 634人 | 606人 | 963人 |
各医師の外来診療予定日です。
子どもの喘鳴、長引く咳
小児科 部長 高瀬 眞人
東京ダウンセンターのご案内
小児科 部長 小野 正恵
「ダウン症児の構文理解と言語性短期記憶の関係」研究への参加 |
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