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ホーム  診療科のご案内  病理診断科  病理解剖をご理解いただくためのご遺族への説明文
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病理解剖をご理解いただくためのご遺族への説明文

掲載にあたって

 病理解剖による医療の質の検証は、臨床研修医ならびに医師の生涯教育に欠かすことはできません。さらに剖検結果の蓄積により、他の方法では得がたい医学の進歩への貢献が期待されます。東京逓信病院では、希望されるご遺族に、病理解剖の結果を病理医が直接ご説明する機会を設けています。ご説明後のアンケート調査で、説明を希望される理由として「解剖がどのように医学の発展に寄与するのか、具体的に知りたかった」ということを挙げるご遺族が少なくありません。また、「病理解剖で遺体がどのように扱われるのかよく分からなかった」という声も聞かれます。
 
 病理解剖は、ご遺族の承諾をいただかなければ行うことができません。ご遺族に病理解剖の意義を十分に理解していただくことが大切ですが、肉親を亡くされた深い悲しみの中にあるご遺族に、長時間ご説明しにくいのが現状です。そこで、東京逓信病院では病理解剖の意義とともに、病理解剖から最終診断までの流れを具体的に記載した説明文を作成しました。詳細な説明(文例1)と、それを要約した説明(文例2)を用意し、臨床担当医が自由に選択して利用できるようにしています。さらに、剖検終了後にご遺族にお渡しいただくために、病理医からご遺族にあてた手紙(文例3)も用意しました。
 
 病理医が常勤するような大きな病院では入院日数の削減を求められており、主治医が患者さんのご家族との間に十分な信頼関係を築くことが難しくなっています。そのような事情もあって病理解剖例は年々減少しており、剖検例を用いて疾患の解明を進める機会や病院の医療を客観的に検証する機会が減るだけでなく、病理診断を担う病理専門医を育成する上でも問題になっています。当院で作成した説明文が病理解剖についての社会的な理解の向上に繋がることを願って、ホームページに文例として掲載することにしました。
 
 なお、各病院でこの文例を利用なさること、あるいは改変して用いることは自由ですが、これを利用することによって生じた訴訟などに関しては、当院は一切責任を負えないことをご承知おきください。

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