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ホーム  診療科のご案内  泌尿器科  前立腺癌とは
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前立腺癌とは

 前立腺癌は、男性特有の生殖器官である前立腺に発生する癌・悪性腫瘍です。高齢者に好発する癌であり、50歳未満での発病は稀です。日本人を含めた黄色人種よりも白人、黒人に多い疾患ですが、日本人男性でも年々患者数は増加しており、2017年の推計では日本人男性の前立腺癌罹患者数が胃癌、肺癌に次いで第3位(年間86,100人)にランキングされています。発症のリスクとして家族歴、高脂肪食、加齢などが指摘されています。

前立腺癌の症状

 前立腺癌発症の初期段階においては、前立腺癌に特有の症状はありません。ただし、前立腺肥大症に関連した症状(頻尿、排尿困難、尿失禁など)を伴うことがあります。進行した段階では、血尿や転移に伴う疼痛などの症状が現れます。

初期検査で行うこと

 当科では排尿障害や検査値異常などで受診された50歳以上の男性患者さんに対して、「前立腺セット」という検査を行います。「前立腺セット」には、採血検査(前立腺特異抗原(PSA)の測定)、腹部超音波検査(前立腺、膀胱、腎臓をチェックします)、直腸診(肛門に指を挿入して前立腺の大きさや硬さをチェックします)、尿流検査(排尿の勢いや残尿量を調べます)、尿検査(尿定性・尿沈渣)、排尿質問票への記載、といった検査が含まれます。検査は2-3時間程度で完了します。これらの検査を集中的に行うことで、前立腺肥大症や過活動膀胱、前立腺癌など様々な疾患の診断を行っています。

「前立腺セット」で前立腺癌が疑われたら

 採血検査で前立腺特異抗原(PSA)の数値が4.1ng/mL以上または直腸診で前立腺に硬結を触れるなどの所見が得られた場合は、前立腺癌の疑いあり、と判断しています。その場合は、前立腺MRI検査で癌病巣の局在を確認し、最終的な病理診断を得るために「経直腸的前立腺針生検」という生体検査を受けていただくようにお勧めしています。

「経直腸的前立腺針生検」の流れ

 当院では、2泊3日の日程で「経直腸的前立腺針生検」を行っています。検査は手術室で腰椎麻酔のもと実施しています。

1.初日

 午前10時に入院。看護師からのオリエンテーション(諸情報の確認や入院生活の説明)、薬剤師による薬剤チェック、担当医からの「経直腸的前立腺針生検」に関する説明、麻酔科医による診察があります。午後9時以降は絶食になります。

2.2日目

 午前中に体調をチェックし、水分補給のための点滴を開始します。午後2時頃から順番に手術室へお一人ずつご案内します。手術室では麻酔をかけてもらい、「経直腸的前立腺針生検」を行います。検査自体の所要時間は15-20分程度で、合計12本の組織を採取し、病理診断科に提出します。検査終了後は麻酔の効果が醒める2-3時間程度、病室のベッド上で安静にしていただきますが、その後は歩行や飲水が可能になります。午後6時頃には夕食を召し上がっていただきます。当院では術後に膀胱留置カテーテルは入れていません。

3.3日目

 「経直腸的前立腺針生検」に関連する副作用(血尿、発熱、排尿障害)の程度を確認し、問題が無ければ午前10時頃に退院となります。病理検査の結果は1週間程度で判明します。次回の外来受診時に診断結果を説明させていただきます。

前立腺癌と診断されたら

 前立腺癌と診断された場合、病気の拡がりを確認するために腹部CTと骨シンチグラフィーという二種類の画像検査を行います。これらの検査によって病期(病気のステージ)が決まります。病期や病理検査所見、年齢や合併症などを考慮して治療法のご提案をさせていただきます。

前立腺癌の治療法

 治療には様々な方法があります。手術、放射線治療、ホルモン治療が前立腺癌治療の三本柱です。比較的おとなしい癌が少数検出され、前立腺特異抗原(PSA)の数値が10.0ng/mL未満の場合は、PSA監視療法という定期的にPSAを測定して1-3-5年後に「経直腸的前立腺針生検」を行う方法もあります。担当医とよく相談して、ご自分に最適な治療法をご選択ください。

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