当科では手術日の前日に入院していただき、原則腰から注射をする下半身麻酔にて手術をおこなっています。取り残しがないように、麻酔がかかった後に毛の入りこんでいる所から青い色素を注入して、一塊に切除します。手術は通常1、2時間程度で終了します。術後縫ったキズの下に血がたまらないように、血抜きの柔らかいストローのような管をいれておき、それが数日から1週間程度で抜けて退院になります。
当科では、術後座位になったときに縫合部に負担のかからないような工夫もしていますが、抜糸までは縫ったキズになるべく体重がかからないようにしていただき、約2週間後に外来で糸を抜くのが一般的です。その後の再発予防のために術後の脱毛を薦めています。
殿裂部の化膿を繰り返して悩んでいる方がいらっしゃいましたら、一度外来を受診してください。
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