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ホーム  健康情報  病院だより「けんこう家族」  けんこう家族 第112号【2】
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けんこう家族 第112号【2】

| 目次

内分泌・代謝内科

内分泌・代謝内科 部長 川村 光信

部長
川村(かわむら)  光信(みつのぶ)

 当科は、代謝疾患および内分泌疾患を中心に診療を行っています。
 代謝疾患は、近年爆発的に増加し、一般の関心の高まりにより早期診断が付きやすくなっているものの、放置されがちです。当科では、糖尿病やメタボリックシンドロームの教育入院システムを整備し、糖尿病専門医と糖尿病療養指導士によるチーム医療で、きめ細かな指導を行い、心筋梗塞や脳梗塞の予防に努めています。
 内分泌疾患は、内分泌代謝専門医による高度な診療を行っています。甲状腺疾患を除くと、内分泌疾患は日常診療の中で比較的見つけ難いものも多いですが、代表的内分泌性高血圧であるアルドステロン症は推定100万人以上と言われ、決して稀ではありません。
 その他、高度肥満症、睡眠時無呼吸症候群、脂質異常症、高尿酸血症などの専門的診療も行っています。

血液内科

血液内科 医長 飯山 光子

血液内科 医長
飯山(いいやま) 光子(みつこ)

 血液内科は造血細胞に関わる病気を診療する科です。各種貧血、白血病、悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群などの診療をしています。検診で白血球、赤血球、血小板の異常を指摘されたときは受診してください。血液内科医は不足気味のため、どの病院も余裕がなく、大学病院等が満床で当院に紹介入院される方もおられますが、当院には3人の血液内科スタッフがおり、大病院と遜色ない治療を受けることができます。造血幹細胞移植が必要な方は 移植施設で適切な時期に移植治療ができるように連携をとっています。当科では病気のご説明とともにその方の日常生活、環境に配慮した治療内容の選択、サポートを心がけております。

神経内科

神経内科 主任医長 椎尾 康

神経内科 主任医長
椎尾(しいお)  康(やすし)

 神経内科では、脳、脊髄、末梢神経、筋肉にわたる神経疾患・筋疾患の患者さんを幅広く診療しています。神経内科のない医療機関からのご紹介も受け、必要に応じて精査入院を行って、的確な診断と治療を心がけています。外来ではパーキンソン病、重症筋無力症などの神経難病、てんかんの患者さんが多いですが、脳梗塞、頭痛、めまい、物忘れ、手のふるえ、しびれ、歩行障害などで受診される方の精査、加療も行っています。また、脳梗塞などの救急疾患の他、パーキンソン病、末梢神経疾患、筋疾患などの神経難病の入院診療には特に力を入れており、リハビリ部門と連携しつつ生活の質の改善をはかっています。神経難病に苦しむ患者さんの力になれればと考えております。

感染症内科

感染症内科 医長 濁川 博子

感染症内科 主任医長
濁川(にごりかわ)  博子(ひろこ)

 感染症内科は全身を診る診療科です。よくお話を伺い、丁寧に診察させていただくことを大切と考えています。感染症にかかりやすい、だるい等の症状は、患者さんの体力にも関係します。生活習慣にも配慮し、感染症治癒後、より健康に暮らせるような診療を目指しています。感染することと、感染症を発症することは違います。感染症を発症したとしても、治りやすさは、個人によって、異なります。食事、睡眠、運動の見直しを行い、必要時、漢方薬も処方します。当科では、当院各科に入院中の感染症科の患者さんの診療をサポートする形もとり、感染症患者さんが、臓器の専門家、感染症の専門家の両方の診療を受けることができるよう、努力いたします。

消化器内科

消化器内科 副院長(部長) 橋本 直明

消化器内科 副院長(部長)
橋本(はしもと) 直明(なおあき)

専門分野は「おなかの病気」:消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌、肝細胞癌など)ピロリ菌の除菌、胃・十二指腸潰瘍、食道静脈瘤、大腸ポリープ、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、慢性肝炎(B型、C型、自己免疫性)、原発性胆汁性肝硬変、閉塞性黄疸などです。当科の6つの特徴は、1丁寧な診療:毎朝の回診など。2緊密な連携。3レベルの高い急性期診療。4つらくない内視鏡検査・治療。5コミュニケーションの良いチーム医療:ご家族の参加も。6快適な入院病棟、です。胃カメラを用いた、早期胃癌の粘膜下層剥離術(ESD)は過去累計300例です。肝細胞癌は外科での肝切除、放射線科と共同でのラジオ波焼灼療法(RFA)、動脈塞栓療法(TACE)で加療し、10年以上生存例も輩出しています。C型肝炎の三剤併用療法、ピロリ菌の除菌、潰瘍性大腸炎・クローン病、自己免疫性肝疾患、閉塞性黄疸の内視鏡的な結石除去や胆管ドレナージにも力を入れています。

循環器内科

循環器内科 部長 深津 徹

循環器内科 部長
深津(ふかつ)  徹(とおる) 

 循環器内科では、狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患、不整脈、心不全、心臓弁膜症、高血圧など、循環器疾患全般を扱っています。
 当院は、現在6名の循環器専門医が在籍するという、充実したスタッフ編成になっており、急性心筋梗塞患者などの救急処置から、慢性心不全、高血圧など慢性疾患のコントロールまで広く対応できます。
虚血性心疾患に対するカテーテル治療、徐脈性不整脈に対するペースメーカ治療など手術的治療および、エビデンスにもとづいた内科的治療の両面で、中規模施設ならではのきめ細かい医療を提供します。
心臓外科手術、あるいは他の最先端医療に関しては、大学病院その他の専門医療機関とも密に連携を行っています。

腎臓内科

腎臓内科 医長 髙野 秀樹

腎臓内科 医長
髙野(たかの) 秀樹(ひでき)

 慢性腎臓病(CKD)という病名は御存じですか?尿検査異常や腎機能低下などを含み、当科は、これらを診断治療します。最良の治療は正しい診断から始まります。必要に応じ腎生検を含む精密検査を行い、腎炎(IgA腎症)は扁桃摘出を組み合わせて完治を目指し、ネフローゼ症候群では免疫抑制療法を行います。腎機能低下状態では薬物療法と食事指導を積極的に行い、さらに悪化した場合は内シャントを造設し適切な透析導入の時期を検討します。CKDでは全身合併症が起こりやすく、他科と協力も必要です。その他にも、血液浄化療法を用いて腎臓以外の病気を治す、お手伝いもします。
 腎臓は生活に密接した臓器です。一緒に頑張っていきましょう。

呼吸器内科

呼吸器内科 部長 久田 哲哉

呼吸器内科 部長
久田(ひさだ) 哲哉(てつや)

 当科は、肺結核が中心だった時代から50年以上の歴史のある科ですが、病気の内訳はかなり様変わりしました。現在、外来の中心は、長引く咳、気管支喘息、喫煙などが関連した慢性閉塞性肺疾患(COPD)などです。
 一方、入院が中心となる病気の代表は肺癌です。ここ数年の肺癌診療の進歩はめざましく、病気の進行度に加えて、癌細胞のタイプによる治療選択(「個別化医療」と呼ばれます)が進んできており、当院でも積極的に取り入れています。また、肺炎では、入院や外来での抗菌薬治療を行います。
 このように、呼吸器内科は、気管支・肺に関連したアレルギー、癌、感染症など、内科の中で最も幅広い範囲の病気を扱う科のため、スタッフは常に研鑽しています。何か呼吸関連の症状があるときには、気軽にご相談ください。

精神科

精神科 部長 亀山 知道

精神科 部長
亀山(かめやま) 知道(ともみち)

 精神科は、統合失調症、うつ病、躁うつ病、神経症、適応障害、人格障害、てんかん、認知症など、精神科全般にわたる疾患について、薬物療法と精神療法を行なっています。
 以前は精神科病棟がありましたが、平成21年12月末で病棟が閉鎖になったので、現在は外来治療を充実させています。具体的には、予約制を徹底させ、診療待ち時間を短くすること、予約患者数をなるべく少なくし、ひとりひとりに時間をかけて、丁寧な診察をするように心がけています。
 近年、特に、生活環境(職業環境や家庭環境)にうまく適応できず、うつ状態に陥る方が増えてきています。そのような方には、薬物療法だけに頼らず、生活環境の調整を図るよう相談に乗り、患者さんの自立を支援する働きかけをしています。

外科・消化器外科

外科・消化器外科 副院長(部長) 寺島 裕夫

外科・消化器外科 副院長(部長)
寺島(てらしま) 裕夫(ひろお)

 当科は“救急難民を出さない医療、がん難民を出さない医療、誠意に満ちた医療”をモットーに、良悪性を問わず消化管、体表、血管のすべてに対し、診断から治療まで専門医が責任を持って担当しています。また、千代田区の基幹病院として近隣の地域に根差した迅速・丁寧な医療を実践しています。
 治療にあたっては入院中のみならず、退院後も術後経過を丁寧に追わせていただき、変化のある際はすぐに対処するなど、「あと後まで面倒見の良い外科」を心がけております。また、腹腔鏡手術やその他の縮小手術の導入、術後疼痛コントロールに配慮して、「同じ効果を得られるなら患者さまにできるだけ負担のかからない手術」を念頭に治療に当たっています。

呼吸器外科

呼吸器外科 部長 中原 和樹

呼吸器外科 部長
中原(なかはら) 和樹(かずき)

 当科では、肺・縦隔の腫瘍性疾患、気腫性肺疾患(自然気胸など)を中心に診断・治療を行っています。悪性腫瘍では手術のみならず抗癌剤治療・放射線治療などを含めた集学的治療を行っています。手術に関しては、以前から行われていた開胸手術はもちろん胸腔鏡手術にも力を入れており、最近では全手術の80%以上を胸腔鏡で行っています。肺癌に対してはIa期症例を中心に完全胸腔鏡下手術(最も大きなキズが5cm前後)を行っており、自然気胸の可能な症例に対しては、当科で考案した2cm位のキズ1か所だけで行う1port法を行っています。どの疾患についても患者さま個々に最も適した治療法を検討し行っています。

脳神経外科

脳神経外科 副院長(部長) 野口 信

脳神経外科 副院長(部長)
野口(のぐち)  信(まこと)

 脳神経外科では入院患者さんのおよそ半分の方が救急車で運ばれて来ます。急激な症状が現れ、一刻を争う状態で救急搬送され、治療を受けられる方が半数を占めています。疾患としては、脳卒中や頭部外傷の患者さんがほとんどです。
 残りの半分の方はゆっくりした、または軽い症状で外来に歩いてこられ、諸検査の結果、入院治療が必要となった方です。脳腫瘍、軽い脳卒中、三叉神経痛、脊椎疾患などの患者さんです。
 外来に来られる方の中では、頭痛がもっとも多い症状です。頭痛の経験がない方はほとんどいないと思われますが、それが何日も続けば自分は脳の病気だろうか、などと思い始めるのも無理からぬところです。ご心配なときには当科を受診してください。
 また、最近では認知症を心配される方が非常に増えています。何かよい薬はないか、とおっしゃいますが、私は認知症が薬で予防できるという考えには懐疑的です。ただし、手術でよくなる認知症もあります。それは「特発性正常圧水頭症」という病気ですが、詳しくはホームページをご覧ください。

整形外科

整形外科 部長 冲永 修二

整形外科 部長
冲永(おきなが) 修二(しゅうじ)

 整形外科は首から足の指まで、いろいろな種類の疾患を扱います。当科では整形外科の主な分野について専門外来を行っています。
1 四肢の関節の病気 当科は関節の内視鏡(関節鏡)を世界で最も早く始めた施設で、膝、肩、肘、手首、足首などに行っています。スポーツによるケガの治療、老化による症状や関節リウマチにも応用しています。
2 神経の病気 専門的な検査を行った上で、必要な場合には顕微鏡を用いて神経を治す手術を行います。頚椎や腰椎など背骨の神経の病気でも、顕微鏡を用いて出来るだけ安全な手術を行います。
3 手の病気 手の病気にはケガから生まれつきの異常まで多くの種類があるため、手の専門医が担当します。
4 関節リウマチ MRIや超音波検査によってできるだけ早期に発見し、生物学区的製剤から人工関節置換手術まで、一人一人の患者さんに合った治療を行います。
5 ロコモティブシンドローム 高齢になっても自分の力で生活が出来る様、運動療法の指導とともに骨粗鬆症などの薬物治療を併行して行います。

婦人科

婦人科 部長 秦 宏樹

婦人科 部長
秦(はた)  宏樹(ひろき)

 婦人科は、女性のライフスタイルをより豊かにして頂くための診療科であります。思春期、成熟期、更年期、老年期に起こる様々な症状でお悩みの方、不妊症やその原因となる疾患をお持ちの方、子宮がん、卵巣がんなどが御心配の方は気軽にご相談ください。当科はスタッフ全員が日本産科婦人科学会専門医であり、部長の秦は、日本婦人科腫瘍学会の腫瘍専門医、日本がん治療認定機構のがん治療専門医であります。そのため婦人科腫瘍の治療に関しては、良性疾患ではクリテイカルパスを導入し、悪性腫瘍には初期子宮頚がん・高度異形成上皮(前がん状態)には高周波電気メスを用いた子宮温存治療、初期子宮体がんにはホルモン療法による子宮温存治療、卵巣がんには、手術から術後の化学療法に至るまで一貫して治療しております。

小児科

小児科 部長 小野 正恵

小児科 部長
小野(おの) 正恵(まさえ)

 小児科は、原則として中学生以下が対象ですが、先天性の疾患、遺伝性疾患、小児期発症の疾患が持続する場合など、新生児から成人後まで適宜対応しています。
 当科では専門外来として、アレルギー(喘息、食物アレルギー、経口負荷試験)、循環器(川崎病を含む)、神経、内分泌(低身長)、ダウン症候群(早期療育を含む)、臨床心理士による心理外来(軽度発達障害、心身症ほか)を設けています。さらに予防接種にも力を入れています。
 子どもの病気は急に悪化することも多いので、予約診療を優先しながらも当日受付枠に制限は設けておりませんのでご安心ください。病棟の空きがある限りは、軽症でも入院可能とし、共働きのご家族を応援しております。

眼科

眼科 部長 松元 俊

眼科 部長
松元(まつもと)  俊(しゅん)

 眼科では、コンタクトレンズ処方と屈折矯正手術は行っていませんが、それ以外のほとんどの眼科診療を行っています。松元部長と三嶋医師は緑内障専門医として、全国から緑内障患者さんの紹介を受けています。三嶋医師は東大眼科緑内障外来も担当しています。善本主任医長は、糖尿病網膜症や加齢黄斑変性症などの網膜の病気を専門としており、東大の非常勤講師として、東大眼科糖尿病外来で後進の指導に当たっています。大島・柳田両医師は、主に白内障の診療に当たっていますが、当院眼科の全医師が自分の専門領域以外の疾患についても最新の診療を行うべく、研鑽を積んでいます。

皮膚科

皮膚科 院長補佐(部長) 江藤 隆史

皮膚科 院長補佐(部長)
江藤(えとう) 隆史(たかふみ)

 皮膚科は、部長江藤のもと、川瀬主任医長を中心に、そして形成外科利根川主任医長との密接な連携を武器に、皮膚に関わるすべての悩みに迅速にそして的確に対応すべく励んでおります。当科のモットーは、「明るい皮膚科、楽しい皮膚科」で、患者さんに満足いただける心のこもった医療の提供を心掛けています。逓信皮膚科名物の「アトピー教室」は、月3回程度の開催をここ10年継続しており、悩めるアトピー患者さんの救済に尽力しています。ナローバンドUVBという光線療法も様々な皮膚疾患に活用し1日40名程度のフル稼働で行われております。外科や内科など他科との連携も迅速に対応し、チーム医療の要の一つになるべく、努力しております。

形成外科

形成外科 主任医長 利根川 守

形成外科 主任医長
利根川(とねがわ) 守(まもる)

 形成外科とは再建外科であり、身体表面の形や色の変化および機能を手術等で改善させることで生活の質を向上させ、社会に適応させることを目的としています。
 扱っている疾患としては皮膚の良性腫瘍(ほくろ、いぼ、おでき)をはじめとして、熱傷、顔面骨の骨折や軟部組織損傷、口唇口蓋裂や手足の先天異常・外傷、悪性腫瘍およびそれに関連する再建(乳房再建など)、瘢痕(キズ)やケロイド、褥瘡や難治性潰瘍、陥入爪、眼瞼下垂、腋臭症などです。特に皮膚腫瘍(良性、悪性ともに)は皮膚科との連携のもとに適切な診断、治療をチームとして行っています。何か心配なこと、気がかりなことがありましたらお気軽にご相談ください。

泌尿器科

泌尿器科 副院長(部長) 寺島 裕夫

泌尿器科 副院長(部長)
寺島(てらしま)  裕夫(ひろお)

 当科では尿路の悪性腫瘍、副腎疾患、前立腺肥大症、尿路結石、尿路感染症など泌尿器疾患を幅広く扱っています。患者さまに負担の少ない治療を重視し腎癌に対する腎摘除術、副腎腫瘍に対する副腎摘除術は腹腔鏡手術を導入しております。近年増加している前立腺癌の早期診断治療にも積極的に取り組んでおり適応があり手術を希望される患者さまにはなるべく小さな切開で手術を行っています。悪性腫瘍では手術のみならず抗癌剤治療、放射線治療、内分泌治療など集学的治療を行っています。月から金曜日まで午前午後外来が開いてますので検診でPSA(前立腺腫瘍マーカー)が高かった、尿の出が悪い、頻尿など気になる症状がある方は気軽に受診してください。

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科 部長 八木 昌人

耳鼻咽喉科 部長
八木(やぎ) 昌人(まさと)

 耳鼻咽喉科は、頭頸部外科と呼ばれるように、外科的治療の比率の高い診療科です。当科では、中耳炎に対する聴力改善手術、副鼻腔炎に対する内視鏡手術、唾液腺や甲状腺腫瘍をはじめとする頭頸部腫瘍手術を中心に、悪性腫瘍を含む耳鼻咽喉科全般に対処が可能です。めまい関係では良性発作性頭位めまい症の治療法として最近話題の浮遊耳石置換症は、1回の施行で約70%のめまいの改善が得られます。花粉症やアレルギー鼻炎に対するレーザー治療は入院の必要のない治療であり、高い治療効果をあげております。突発性難聴、顔面神経麻痺については重症度に応じて、入院から外来治療まで、患者さまの状況に応じた治療を呈示できるよう対応しております。

放射線科

放射線科 部長 土屋 一洋

放射線科 部長
土屋(つちや) 一洋(かずひろ)

 放射線科には診断部門と治療部門があり、診断部門では単純撮影、CT、MRI、X線TV(透視)、超音波、血管造影、RIなどの機器で疾患の診断やその経過観察の画像を提供しています。読影の必要な画像は短時間で診断専門医が診断し、主治医のもとに電子カルテシステムで瞬時に報告書を届けています。このほかCTでの肺癌検診やMRIでの脳ドックも行っています。さらに画像診断技術を応用したインターベンショナルラジオロジーと呼ばれる低侵襲的治療(肝腫瘍での動脈塞栓術など)も多数行っています。
 治療部門では放射線治療専門医によってCTを用いた治療計画装置および照射装置で確実で効率の良い放射線治療を行っています。またラジオサージェリーシステムにより、精度の高い効果的な治療が可能になっています。
 現在の病院での診療はほとんど全ての領域で画像診断や放射線治療と関わりがあります。当科の医師、技師は皆様に安心してこれらを受けて頂けるよう万全の体制で日々勤めております。

リハビリテーション科

リハビリテーション科 医長 巷野 昌子

リハビリテーション科 医長
巷野(こうの) 昌子(まさこ)

 当科では理学療法(筋力増強訓練・関節可動域訓練・歩行訓練等)、作業療法(上肢機能訓練・日常生活動作訓練・高次脳機能障害評価訓練等)、言語療法(失語症訓練・構音訓練・摂食嚥下訓練等)が可能です。脳血管障害や神経筋疾患(パーキンソン病、筋炎など)、整形外科疾患、呼吸器疾患、がんなどの患者さんに対して必要に応じてリハビリテーション医療を提供しています。治療用装具(医療保険で作る装具)の処方・作製や嚥下造影による嚥下機能の評価も可能です。自主トレーニングの指導も行っておりますので、ご病気の運動療法についてご相談のあるかたはどうぞリハビリテーション科を受診してください。

麻酔科・緩和ケア内科

麻酔科・緩和ケア内科 院長補佐(部長) 平石 禎子

麻酔科・緩和ケア内科 院長補佐(部長)
平石(ひらいし) 禎子(ていこ)

 当院では、年間3,500件あまりの手術の中で、局所麻酔を除く約2,300件を6名の麻酔科医により麻酔を行っています。麻酔は、単に痛みや意識を取り除くばかりでなく、手術中の患者さまの生命の安全を確保するための全身管理という重大な責務を担っています。そのため、術前の患者さまの情報を可能な限り収集し、術後経過にも配慮した丁寧な麻酔を心がけています。また、麻酔科外来ではペインクリニックを開設し、年間延べ2,000人あまりの患者さまに対して痛みの治療をしています。帯状疱疹後神経痛、椎間板ヘルニアや脊椎の変形による頸部、肩、腰、下肢の痛みが最も多い疾患となっていますが、あらゆる痛みに対応しています。治療は神経ブロックを主体としていますが、レーザー治療、薬物療法など総合的に行っています。悪性腫瘍に対する緩和医療にも力を入れています。
 昨年には緩和ケア病棟を開設しましたが、単なる看取りの場ではなく、体力の回復を計り、退院したり、再度化学療法にも挑戦できる希望のある緩和医療にしていきたいと頑張っています。麻酔科外来には緩和ケア外来もありますので、御希望のある方はお立ち寄り下さい。

歯科口腔外科

歯科口腔外科 医長 柳谷 謙一

歯科口腔外科 医長
柳谷(やなぎや) 謙一(けんいち)

 歯科口腔外科では、虫歯や歯周病、義歯などの通常の歯科診療に加えて、開業歯科医院では敬遠されがちな重篤な全身疾患を合併した患者さまや高齢者、障害者の方々に対しても各臨床担当医と連携対診して、抜歯やインプラントなど口腔特有の観血処置を安心安全に遂行できるよう努めています。常勤医は1名ですが、東大病院歯科口腔外科専門医が週2日間担当します。歯科衛生士2名は予防歯科としてブラッシング指導、スケーリングを行い、がん化学療法や手術を受ける患者さまの術前後の口腔ケアにも助力しております。多くの方々の多様なニーズに円滑に対応するために外来では予約診療を行っています。ご理解ご協力のほど、宜しくお願いします。

救急総合診療科

救急総合診療科 副院長(部長) 野口 信

救急総合診療科 副院長(部長)
野口(のぐち) 信(まこと)

 救急総合診療科の仕事は昼間、救急搬送されて来られる患者さんの診療です。扱う疾患は心筋梗塞や脳卒中、消化管出血、虫垂炎、尿路結石、交通外傷、過換気症候群、急性アルコール中毒などなど、何でもありの状況です。当科の医師は研修医とともに、救急車から降りたばかりの患者さんを診て、迅速に正しい診断を下し、治療にもっていくことが使命であります。軽い症状なのに重大な病気のこともしばしばあります。そういう点では医師としての実力を試される場でもあります。
 もちろん、診療の過程で必要と判断した場合には、各専門科の医師に診察や治療を依頼することになります。手術が必要とか、専門的な管理が必要な重症患者さんの場合には各専門科での入院となります。
 救急搬送された方のうち、入院になる方が約3分の1であり、残りの3分の2の方は急患室での処置だけで帰宅可能となります。
 救急車には、乗らないで済めばそれに越したことはありませんが、必要なときには遠慮せずに利用するようにしてください。

病理診断科

病理診断科 部長 野口 信

病理診断科 部長
田村(たむら) 浩一(こういち)

 病理診断科では、病に侵された組織や細胞を顕微鏡で見て診断しています。病理診断には①細胞診②生検組織診断③手術材料の診断④術中迅速診断⑤病理解剖があり、全ての臓器・組織が対象となります。特にがんの診断は病理診断で確定されます。病理医のいる病院は1病理診断結果が早く出る、2病理医と臨床医がコミュニケーションしている(疑問があればすぐ連絡がとれる/情報交換が密になる/診断精度管理がし易く直ぐにフィードバックされる/臨床各科と病理とのカンファレンスが多く開かれる)、3術中迅速診断ができる、4病理解剖で医療の質を検証している、など患者さんにとって多くの意味があります。さらに東京逓信病院では病理診断へのご質問に病理専門医が直接お答えする「病理外来」を開設しています。

内視鏡センター

内視鏡センター 部長 山口 肇

内視鏡センター 部長
山口(やまぐち) 肇(はじめ)

 内視鏡センターは、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、胆のう、膵臓の内視鏡による検査、治療を行っています。検査は、消化器症状のある方、検診で異常が指摘された方、定期的追跡が必要な方が対象です。小腸のカプセル内視鏡検査も行っています。治療は、ポリープや腫瘍(がん、腺腫)の内視鏡的切除術、食道静脈瘤の治療、内視鏡的胆石除去術、胃ろう造設術などです。また、救急では、緊急内視鏡検査・治療も24時間体制で行っています。
 当院では、主治医と内科系、外科系医師が緊密な連携をとり、正確な診断と個々の患者さんに合わせた適切な治療を心がけています。内視鏡の検査、治療に関してのご相談がありましたら遠慮なくお申し出ください。

人間ドックセンター

人間ドックセンター 部長 坂口 正髙

人間ドックセンター 部長
坂口(さかぐち) 正髙(まさたか)

 当院の人間ドックは多くの方がご利用いただけるように「日帰りドック」を実施し、人間ドック専用の施設を設けています。
 検診定員は、平日男性50名(水曜日女性32名)で、土曜日は主に女性検診日となり、男性検診日は月1回程度で、男女共に32名の定員となっています。
 検査は概ね午前中で終了し、約100項目にわたる検査項目の7~8割程度の結果を午後1時過ぎまでに「当日分の仮成績書」として作成し、午後に行う医師面談の際に受診者にお渡ししています。もし検査項目に異常があった場合は、面談の際にその場で、当院外来の紹介、精密検査の予約も行っています。
 年に1度は、御自身の健康管理のため、当院の人間ドックを受診されてみてはいかがでしょうか。

臨床検査科

臨床検査科 副院長(部長) 橋本 直明

臨床検査科 副院長(部長)
橋本(はしもと) 直明(なおあき)

 院内の臨床検査を一手に担っています。現在、臨床検査技師36名、看護師2名、医師2名です(非常勤、兼務を含む)。大別して、血液や尿などを扱う検体検査と、心電図や呼吸機能など扱う生理機能検査があります。検体検査は、一般検査(尿、便など)血算、生化学、免疫化学、細菌培養の5チームに分かれ、輸血部機能も有します。生理機能検査は、他に、心エコー、頚動脈エコー、脳波、脈波、聴力、サーモグラフィーなどがあり、人間ドックの腹部エコーも分担します。採血室には、当科の看護師の他、技師全員も交代で参加しています。夜間の当直、休日の日直、平日朝8時からの早番もあって、技師長を中心にチームワーク良く病院の機能を支えています。

栄養管理室

栄養管理室 室長 川村 光信

栄養管理室 室長
川村(かわむら) 光信(みつのぶ)

 栄養管理室は、様々な疾患を有する患者さまを栄養面からサポートしています。
 栄養指導に関しては、個人指導の他、外来/入院での糖尿病教室(入院は教育入院対象)を定期的に開催しています。また、個人・集団指導のフォローとして、15分程度で気軽に受講できる外来栄養相談を常設しています。入院中のお食事では、疾患別の食事のほか、常食の方を対象にした選択メニュー、行事食、月1回のお弁当献立をご用意しています。食欲低下や嚥下困難がある場合は、ベッドサイドへ伺い食事調整を行います。
 また、栄養サポートチーム(NST)、褥瘡対策チーム、緩和ケアチーム等でのカンファレンスや回診において、栄養面からの提言を行うなど、チーム医療へも積極的に参画しています。

薬剤部

薬剤部 部長 山村 喜一

薬剤部 部長
山村(やまむら) 喜一(よしかず)

 薬剤部では、患者さまに安全で効果的な薬物治療を受けていただけるように、薬に関する様々な仕事に取り組んでいます。外来患者さまに関しては、患者さまが受診されている他施設とのお薬の重複、相互作用を防止する観点から、原則院外処方せんでの対応を取らさせていただいております。その院外処方せんは、薬剤師がその内容等を確認しております。入院患者さまに対しては、薬剤師がすべての薬に対して、説明させていただいております。当薬剤部には、日本糖尿病療養指導士、栄養サポートチーム専門療法士、がん薬物療法認定薬剤師、薬物療法専門薬剤師、スポーツファーマシスト、漢方薬生薬認定薬剤師、健康食品管理士など、多くの専門性に富んだ薬剤師が在籍しております。患者さまが安心した薬物治療がお受けいただけるように、努めております。

看護部

看護部 部長 本間 佳子

看護部 部長
本間(ほんま)  佳子(よしこ)

 医療を取り巻く社会情勢や人口構造変化とともに、求められる看護も変わり続け、看護師の活躍の場所も病院から地域、在宅へと広がっています。当院看護部は、「心がかよい信頼される看護を提供します」という看護理念を基に、責任の自覚と自立・自律性の高い看護師の育成、判断力の優れた看護師の育成を行いつつ、患者さんが、どのように病気・病態と向きあっているか患者さんやご家族の気持ちに寄り添い、患者さんの“生活の場”に着眼した安全で安心していただける療養環境づくりやチーム医療の推進を行っています。
 これからも、多くの患者さんに「受診してよかった」「入院してよかった」と言っていただける看護サービスが提供できるよう努力を重ねてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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