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けんこう家族 第153号

第153号 2025年1月1日発行

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新年のご挨拶

病院長
山岨 達也


新年にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

まず2024年の大きな出来事として2024年4月に紹介受診重点医療機関に指定されたことが挙げられます。紹介受診重点医療機関とは、外来受診の際にかかりつけ医の先生(診療所)などからの紹介状が必要となる医療機関で、より専門的な検査や治療(具体的には、手術や化学療法等を必要とする外来、放射線治療等の高額な医療機器・設備を必要とする処置)を行います。そして、これらの診断・治療が終わり、経過が安定している患者さんはもともとのかかりつけの先生または身近な医療機関に紹介します。このようなシステムを当院では2ドクター制と呼んでいますが、このシステムを構築するにはかかりつけ医の先生方との連携を密にする必要がありますので、当院にこれまで患者さんを紹介して頂いた先生方を中心に連携医になって頂きました(連携医の数は2023年度末には約500名でしたが、2024年11月に750名を超えました)。連携医の増加に伴い、2024年度上半期は2023年度上半期に比して紹介件数が675件、紹介入院件数が179件増加しています。治療終了後のかかりつけ医等への逆紹介も約7割の患者さんで行えており、このシステムが有効に活用されていると思います。これは連携医の先生方のご協力なくしてはできないことであり、この場をお借りして厚く感謝申し上げます。

さて、2024年度にも数名の医師の異動がありました。2024年4月1日には耳鼻咽喉科の八木昌人部長が退職し、後任に東京大学附属病院から福岡修医師が部長として赴任しました。福岡部長は頭頚部がん専門医であり、舌がんなどの口腔がん、喉頭がん、咽頭がん、側頭骨(耳)のがんなどはもとより、耳下腺や顎下腺などの唾液腺のがん、甲状腺がん、さらには頸部食道や上縦郭に至る腫瘍まで対応ができますので、都内複数の大学病院からも紹介を受けるなど精力的に診療しております。7月1日には消化器内科に平野賢二主任医長が赴任しました。前職は東京高輪病院の消化器内科部長で、胃(上部)や大腸(下部)の内視鏡検査や内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)を専門としています。10月1日には脳神経外科に鮫島哲朗主任医長が赴任しました。前職は浜松医科大学准教授で、脳腫瘍、頭蓋底腫瘍(聴神経腫瘍や髄膜腫)、顔面けいれん、三叉神経痛などに対する手術が専門です。硬膜外・硬膜下血腫やくも膜下出血などにも対応しています。同じく10月1日に外科に冨樫順一主任医長が赴任しました。前職は国保旭中央病院の外科部長で、肝胆膵外科(膵臓がん、肝臓がん、胆管癌などの手術)が専門です。また、4月1日から脳神経外科に前東海大学教授の張漢秀医師が委嘱医師として赴任し、脊椎低侵襲手術をはじめました。多くの施設では脊柱管狭窄などで脊椎骨の間の固定を行っていますが、それを行わないために術後の負担が少ないという独自で開発された手術であり、全国から患者が押し寄せて手術予約が半年先まで埋まっている状況です。同じく4月1日から榊原記念病院循環器内科の福永寛医師が委嘱医師となり、心房細動をはじめとする不整脈治療(アブレーション)を開始しました。現在週2件の施術を行っておりますが、2025年4月からは常勤医師となり、施術件数を増やす予定です。

当院は2024年11月に病院機能評価を受審しました。医療の質の向上に絶好の機会と捉え、職員全員が一丸となって業務内容の見直しに取り組みました。その最終評価結果はこれからですが、受審直後の講評では概して良い評価を頂いたように思います。今後も見直しを続け、さらに良質で安心安全の医療を提供するように病院全体で取り組む所存ですので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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