第145号 2022年7月1日発行
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2022年4月より救急科に赴任しました西田昌道、横田茉莉と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
救急科の主な仕事は、①救急外来での救急車搬送患者さんの診療、②近隣の先生方から紹介された救急患者さんの対応、③院内急変患者さんの対応、④千代田区など行政機関と災害訓練の計画・実行、⑤研修医の教育などです。
①については、われわれ指導医2名と研修医2-3名で救急車搬送患者さんを診療します。その際に最も気をつけていることは重大な病気を見逃さないようにすることです。
救急外来では患者さんの痛みや苦しみをよくすることも大事ですが、それに加えて、その症状を引き起こしている重大な病気を見逃さずに然るべき専門医に引き継ぎ治療を継続することがより重要と考えています。そのために救急外来では一般外来と違って、採血や画像検査、点滴のために診察時間が長くなることをご理解いただければと思います。
②については、近隣の先生方から紹介される救急患者さんは夜間であっても可能な限り来ていただき診療をいたします。
③については、診察のために来院した患者さんや家族、入院患者さんが急に具合が悪くなった時にその場に呼ばれて対応します。
④については、医師会・歯科医師会・区役所・保健所・消防などと一緒に災害に強い地域を構築するために災害合同訓練を実施します。
⑤については、当院は臨床研修指定病院であり、研修医が臨床医になるための基礎的な教育を行っています。
当院は東京都指定の2次救急医療機関であり、救急外来は24時間、365日、休みなくオープンしております。患者さんは急に熱が出たり、痛くなったり、苦しくなったり、ケガをしたりしたら、まず救急外来に連絡していただければと思います。