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けんこう家族 第132号【2】

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乳腺センターについて

西村 基

外科 医長
乳腺センター長
西村 基


このたび2019年1月より乳腺センター長を任されることになりました西村と申します。どうぞよろしくお願い致します。前任の緒方晴樹医師のもと乳腺外来を開始し、2016年4月より外来が地下1階に移り「乳腺センター」を開設しました。

乳がんはいまや日本女性の悪性疾患罹患率第一位となり、初発年齢も働きざかりである40~50歳代に多く診断されています。

当センターで診断用超音波装置を置き、初診でいらした方の乳腺疾患についてその場で診断を行い、各種画像診断を含めた良悪性の鑑別診断・治療を可能な限り早めに行っています。また、検診でのマンモグラフィや超音波検査で異常を指摘されるも、視触診で腫瘤(しこり)がわからないような早期の乳がんに対し、通常の針生検あるいは必要時にマンモトーム装置を用いた吸引式組織生検を行い、より小さい病変であっても確実に採取したうえで診断に結び付けるように努めています。

乳がん診療はより正確な画像診断とともに、手術を選択する場合でも乳房の形状をなるべく崩さないような乳房温存部分切除を行います。画像診断で乳がんが広い範囲に認められる場合は、乳腺を全摘することになっても皮膚を残して皮下にエキスパンダーを置くことで、乳房が左右差なく維持できるような乳房再建にこだわっています。早期の乳がんではない場合でも、手術前に全身治療としての化学療法や分子標的療法といった薬物治療を行い、腫瘍をできる限り小さくしたうえで温存手術を行います。薬物治療時には外来化学療法室との連絡体制を密にしており、副作用対策を含め、充実した診療体制を構築してきています。

乳腺センターでは、仕事や育児に追われている患者さんのニーズにあわせた適切な治療を行うべく、形成外科、放射線治療、放射線画像スタッフ及び診断医、病理医との連携をより密にし、患者さんに寄り添ったやさしい医療を続けています。

しこりかどうかよくわからない症状をお持ちの方、乳房に何かしらの心配事をかかえた方も、他の病院で診察を受けてもなお心配しているような方であっても、どなたでも気兼ねなく乳腺センターをご受診ください。

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