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超音波検査(エコー検査)
- 頭頸部領域では、甲状腺や耳下腺などの腫瘤性病変やバセドウ病などの診断が可能です。
- 乳腺では癌の早期発見にマンモグラフィーと並んで重要な役割を担っています。
- 腹部領域では肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓の形態や腫瘤性病変、炎症など様々な疾患の診断が可能です。特に肝臓では、慢性肝炎患者の肝細胞がんの早期発見には必須です。また、腹部大動脈瘤の診断にも有用です。
- 泌尿器科領域では、腎臓、膀胱、前立腺、睾丸の疾患の診断が可能です。
- 産婦人科領域では、子宮や卵巣病変が、被爆なく行える超音波は第一に選ぶべき検査でしょう。
- 血管領域では、最近動脈硬化の評価に頸動脈エコーが盛んに行われており、脳梗塞のリスクを知ることが出来ます。
- 表在領域では、腫瘤性病変(脂肪腫やガングリオン、粉瘤など)の確定診断が可能です。また、異物(ガラス片、魚の骨など)の存在診断にも威力を発揮します。
さらに超音波検査は、急な腹痛などの緊急時においてもまず行われるべき検査です。
また乳幼児や小児では、息止めがなくても検査可能で、被爆のない超音波検査は非常に有効な手段となります。
当院では日本超音波学会認定の「超音波専門医」の指導のもと、超音波検査士を中心に年間8,000例近い患者さんの診断に携わっています。
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