CTとはコンピュータ断層撮影(Computed Tomography)の略です。X線発生装置と検出器が向き合った形でおかれており、それが身体の周りを360度回りながら、コンピュータを使って断面画像を作っていきます。場合によっては、血管や病巣をわかりやすくするために、造影剤という薬剤を血管に注入しながら撮影を行います。ごくまれではありますが、副作用により嘔吐する可能性がありますので、食事制限を行っております。しかし、万が一食事をしてしまった場合でも、3~4時間空けることにより検査が可能となります。また、ヨード過敏やアレルギー歴のある方は副作用が起こりやすいですので、検査前に十分な説明と問診をしています。
胸やお腹の検査では呼吸により画像が乱れますので息止めを必要としますが、15年に導入されたマルチスライスCT装置では10秒以内の息止めで撮影可能となりました。CT検査では小さな肺の病気を発見することが可能ですので、「肺がんドック」としてCTで肺がん検診を行っています。