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IVR

 IVRは、血管を介して行う「血管系IVR」と、そうでない「非血管系IVR」に分かれます。血管系IVRにはカテーテルを用いて、がんを養っている血管に抗がん剤を注入したり、血管を詰めてがんを死滅させる血管塞栓術があります。主に肝細胞がんや転移性肝がんなどに行います。さらに、塞栓術は交通事故などによって破れた血管や動脈瘤をコイルなどで詰めることで、一刻も早い止血が可能です。また、動脈硬化によりつまった血管をバルーン(風船付き)カテーテルやステント(細い金属の管)を用いて再開通させる血管拡張術も行われます。また当科では、末梢型中心静脈カテーテル(PICC)を、緩和病棟や脳神経疾患の患者さんを中心に積極的に挿入しています。PICCは、従来の中心静脈カテーテルと比べ挿入が安全に施行でき、長期管理もし易いため、今後緩和のIVRの一端を担い、日本でも普及する手技と考えています。
 非血管系IVRには、お腹に溜まった膿(肝膿瘍や胆嚢炎)を体外に排液するドレナージ術や、肝がんに直接針を刺して死滅させるラジオ波治療、さらに膵がんや胆管がんで起きる黄疸を、ステントを用いて治すことも可能です。さらに、さまざまな臓器にできた腫瘍に細い針を刺し、一部を採取して確定診断をする組織生検と呼ばれる手法もあります。
 当院ではこれらの治療法の専門医であるIVR学会認定の「IVR専門医」を中心に、診療放射線技師や看護師(IEN:インターベンショナルエキスパートナース)と三位一体となり、また消化器内科医、循環器内科医や外科医の協力のもとに腫瘍や血管病変などの幅広い疾患に対して積極的にIVRを行っています。昨年は300例ほどの実績があります。
 詳細は日本IVR学会のホームページ「日本IVR学会」→「検索」で閲覧できます。

IVRスタッフ(カテ室にて)
IVRスタッフ(カテ室にて)


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