東京逓信病院では、感染症や災害の発生に備えて様々な訓練を行っています。今回は、秋に行われた2つの訓練の模様をご紹介します。
1つ目は、10月19日に行われた「新型インフルエンザ発生時対応訓練」。千代田保健所と合同で、民間救急会社も参加し、当院内で実施しました。
患者さんから保健所への連絡~当院専門外来への受診~専門病院への移送(当院出発)までの一連の流れに沿って訓練しました。院内に感染拡散防止の陰圧テントを設置し、行政機関、病院、民間救急がそれぞれの役割分担と連携について確認しました。
また、院内では医師や看護師、コメディカル等、各職種が連携しながらの訓練となりました。
2つ目は、11月18日に行われた「東京消防庁総合震災消防訓練」への参加です。東京消防庁の職員等約4万人が参加する大規模な訓練に、当院も災害拠点連携病院として参加しました。消防庁や保健所から多くの方にお越しいただき、緊急医療救護所用テント設営、無線での報告訓練、傷病者の受入及びトリアージ訓練等を行いました。トリアージ訓練では、ケガのメイクを施した重傷者など、200名ほどの傷病者の方が搬送され、本番さながらの緊迫した雰囲気の訓練となりました。
当院では、有事の際に適切に対応し、地域の中核病院としての役割を果たせるよう、今後も定期的な訓練を行ってまいります。
新型インフルエンザ発生時対応の様子
東京消防庁総合震災消防訓練の様子