感染症対策には手洗い、うがいはもちろんですが、食事内容に注意することも大切です。食事はビタミンやタンパク質など栄養素のバランスだけでなく、腸内環境を整えるような食事を心がけることが重要です。腸は口から入った食べ物の消化吸収だけでなく、病原菌やウィルスなど外敵から身を守るために免疫機能が備わっています。腸には免疫に関わる細胞の6割以上が存在し、腸は最大の免疫器官ともいわれています。そのため腸内環境が整っていると、腸の免疫細胞がしっかりと働くことができます。
腸内環境を整える食事でとりたいものは、「善玉菌」と「善玉菌のエサとなる食品」です。
チーズ、漬物、みそは塩分が多く、甘酒は砂糖を多く含む商品もあるので摂り過ぎには注意が必要です。オリゴ糖は市販されている製品を利用すると効率よく摂取できますが、下痢やおなかが張ることがあります。一度にたくさん摂ることは控え、少量ずつ使うといいでしょう。
当院人間ドックのオプション検査で、腸内細菌のバランス(腸内フローラ)を検査することもできますのでご利用ください。