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ホーム  健康情報  病院だより「けんこう家族」  けんこう家族 第110号【5】
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けんこう家族 第110号【5】

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ナースステーション 糖尿病教育入院を、ご存知ですか?

9階東病棟看護師長 大田ひろみ

9階東病棟看護師長
大田ひろみ

 私が仕事している9階東病棟は、血液内科と内分泌代謝内科の病棟です。
患者さまは、さまざまな不安を抱えて入院されて来ることと思います。病棟看護師は、入院中の患者さまの最も身近な存在として、患者さまが安心して入院生活を過ごせるよう、24時間を通して看護を提供しケアにあたっております。
今回は、糖尿病の教育入院について、ご紹介します。
糖尿病とは、すい臓でつくられるインスリンというホルモンが不足し、働きがにぶくなって血液中のブドウ糖濃度を示す血糖値が高くなる病気です。インスリンの作用不足により、高血糖状態が慢性的に持続します。「健康診断で血糖値が高いと指摘されたままにしていませんか? 糖尿病の治療を中断していませんか? 忙しいから時間ができたら病院へ行こうと先延ばしにしていませんか?」 このように思っておられる方は要注意です。
糖尿病は、初期の段階では自覚症状が強くないため、放置されがちなのです。症状があらわれたときには、病状が進行している可能性があります。血糖を高いまま放置しておくと、血管や神経が傷つけられて、眼、腎臓、神経にさまざまな病気を引き起こしてしまいます。他にも心筋梗塞、脳梗塞、足の壊疽など深刻な状態につながりますので、まずは、糖尿病専門の外来で診察を、当院でしたら内分泌代謝内科を受診して下さい。そして、糖尿病の教育入院をお勧めします!
糖尿病教育入院は、(1)9日間の標準的糖尿病教育入院では、「糖尿病とは」「栄養指導」「薬の知識」「歯の衛生」「運動療法」「急性合併症」「慢性合併症」「肝臓と糖尿病」「生活指導」「退院指導」など (2)3日間(週末と平日の2種類)の糖尿病短期教育入院では、「糖尿病とは」「栄養指導」「運動療法」「生活指導」などのスケジュールを医師、栄養士、薬剤師、歯科衛生士、看護師からなるスタッフで講義、血糖の自己測定などについて丁寧な指導を行っています。教育入院中に糖尿病についてよく理解して頂き、血糖値を適切にコントロールし、さまざまな病気の発症や進行を防ぐことを学び、糖尿病と上手におつき合いしていくことで、元気に楽しく、生活することができます。

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