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けんこう家族 第136号【6】

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ネコ先生の『神楽坂通信』Vol.5

光井 洋

消化器内科 部長
光井 洋


皆様こんにちは。春は桜の季節ですね。千代田区は桜の名所が多く、当院前の土手にもきれいな花が咲きます。さて、まだ肌寒い日もありますが、今回は風邪(上気道ウイルス感染)についてのお話です。昨年末に中国で発生した新型コロナウイルスが瞬く間に世界中に広がりましたが、流行は収束しているでしょうか。

風邪のウイルスはコロナ以外にアデノウイルス、ライノウイルスなど数種類が知られています。手や服に付着したり、吸入したりしたウイルスは上気道(鼻腔・咽頭)の粘膜や目に達し、そこで細胞に侵入して増殖します。では、風邪の予防には何が有効でしょう。上記のことから、外出から帰った時の手洗い、うがいが有効なことは明らかです。風邪の季節には、外出時にマスクをすることも有効でしょう。ウイルスの増殖を防ぐには、粘膜の免疫がしっかりしていることが大事です。これは、体調を保つしかないので、十分な睡眠と休養、バランスのとれた食事という一般的な注意になります。また、体を冷やさないことがとても大事で、寒い時には保温性に優れた長袖シャツ・タイツや暖かい飲み物も効果があると思います。一方、薬などで風邪の予防をすることはできません。ビタミンCを大量に摂取しても風邪の予防にはならないことが報告されています。

咽頭でウイルスが増えると、痛みを感じます。口を開けて鏡で喉をみると赤くなっているのがわかるかもしれません。この時点でのどスプレーやうがい薬の使用は有効と思います。すでに第一関門を突破されているので、ここは大事なところです。部屋を暖めて、加湿もし、しっかり食事と水分を摂取し、暖かい服を着て、早く寝ることができれば、ウイルスがさらに増えることを抑えることが期待されます。

あいにくウイルスが増えて全身症状(熱、倦怠感)が出た場合は、どうすべきでしょうか。熱が出るのは生体の防御反応で、免疫を高めようとする結果です。水分・栄養を十分摂取して寝ているのが一番良いのですが、仕事などの関係でなかなかそうもいかない場合もあるでしょう。市販の解熱剤などを内服することで、辛さは弱まると思います。しかし、ウイルスへの直接効果はありません。あくまでも自分の免疫力がウイルスを排除するのを待つことになります。また、ウイルスに抗生物質は効きません。二次感染として、膿がたまるような扁桃炎や気管支炎・肺炎が起きると、確かに抗生物質が必要となる場合はあります。しかし、抗生物質を早めに飲むと風邪が早く治るということはありません。逆に抗生物質が効きにくい細菌を作ったり、腸内細菌がやられて別の菌が増えて下痢を起こしたりする可能性があります。

風邪は予防が第一

あと風邪の時は必ずマスクを着けて、他の人に感染させないようにすることは最低限のマナー(咳エチケット)です。

風邪は予防が第一で、引き初めの注意が第二です。万病の元と言われますので、皆様風邪には気を付けて、くれぐれもお体を大切にしてください。


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