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けんこう家族 第145号【7】

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ナースステーション 「貯筋」と「栄養管理」のすすめ

岡崎 大輔

中央手術室 副看護師長
岡崎 大輔


「貯筋?貯金なら興味あるけど・・」と思ってこの記事をスルーしようとしていませんか?今回はそのような方にも是非とも目を通して頂きたい内容です。ここ数年のコロナ禍において「最近運動不足だなぁ」と感じていらっしゃる方が多いのではないかと思います。実は私もその一人ですが、その運動不足(細かく言うと骨格筋量の低下と栄養不良:不足と過剰)は手術後の回復にとても影響すると言われています。そもそも手術を受けるということは心身に大きなストレスをかけますが、特に身体に物理的な侵襲を加えるために代謝機能などに大きな影響を与えます。そこで重要な考え方として注目されているのが術後回復促進策です。それは手術後になるべく早く回復するための準備を前もってしておこうという考えです。

具体的には手術前から筋肉を使った運動をしっかりと行い、バランスの良い栄養を摂ることを指します。現に手術前に明らかな骨格筋量の低下や栄養不良のある方が手術を受けると、そうでない方と比較して予後が不良であることが研究から分かっています。手術を受けるとどうしても患者さん本人が自覚している以上の体力を消耗します。特に年齢を重ねれば自然と回復も遅くなります。日頃から筋肉を動かして「貯筋」をし、バランスの取れた「栄養」を摂り、いつ手術を受けても大丈夫なように身体を整えておくことをお勧め致します。


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