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ホーム  健康情報  病院だより「けんこう家族」  けんこう家族 第148号【2】
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けんこう家族 第148号【2】

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リハビリテーション科 部長就任のご挨拶

森 芳久

リハビリテーション科 部長
森 芳久


リハビリテーション科部長に就任して

リハビリテーション科部長に就任いたしました森と申します。前職は回復期リハビリテーション病棟で患者の主治医として退院後の生活へ復帰するためのリハビリテーションや高齢者の全身管理を担当していました。急性期病院で内科や外科の各病棟を歩いて回るのはしばらくぶりでなつかしく感じながら働いています。一般に急性期リハビリテーションでは患者さんを1日でも早く退院可能な状態にレベルアップするのが大事な役割ですが、これまでの経験を活かし、退院後の生活を見据えて一歩踏み込んで急性期のリハビリテーション医療+αを実現できたらいいなと心を新たにしているところです。

リハビリテーション科でできること

リハビリテーション科では、骨折や関節手術後の患者さん、脳血管疾患で麻痺や高次脳機能障害のある患者さんへ早期からリハビリテーションを行うことで、回復を促していきます。整形外科、神経内科など各科の先生方と協力して、新しい知見をとりいれながら診療を進めてまいります。また、緊急入院や手術でよくなるまでの間に体力がおちてしまう患者さんには、体力低下を防ぐために軽めの運動から開始して、治療が終了したらすぐに退院できるよう体のコンディションを整えるお手伝いをさせていただきます。

安心してご自宅に帰っていただくために

入院中の治療で最大の関心事は、もちろん入院の原因となった病気やけがをしっかり治すことです。ただ自宅に退院して大丈夫かどうかは、実は病気やけがだけでなく、家に帰ってからもトイレまで移動できるか、栄養をとることができるか、この2つを忘れていると大変なことになります。リハビリテーションの中でこの2つを確認し、安心して家に帰れるようにすることは、我々リハビリテーション科の大事な使命です。特に飲み込む力(嚥下機能)が落ちていると、退院してもすぐに誤嚥性肺炎を起こして再入院となってしまいますので、どんな食事を、どういう姿勢で、何に注意してたべたらよいか、看護師さんとも協力しながら退院に向けた道のりをサポートしていきたいと考えております。

これからの取り組み

がん患者さんのリハビリテーションは以前から取り組んできました。当院では緩和ケア病棟がありますので、心身ともに落ち着いた時間を過ごせるよう、一人一人の患者さんにあったリハビリテーションをしていただけるよう体制を整えていきたいです。

病棟で主治医をしていた時と違って、各科から依頼された100人以上の患者さんを担当するので、一人一人の患者さんとじっくり話し合えなくなってしまったのはさびしいですが、リハビリテーションしているところを観察しながら、少しでも役に立つようなアドバイスができるよう、がんばってまいります。

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