食道癌に対する内視鏡治療

食道癌の治療

　食道は体の深いところにあるため、食道にできる癌の外科手術は難易度が高く、また手術後に合併症が起こる可能性があります。
　食道癌の一部には外科手術を行うことなく、胃カメラを用いて治療が可能なものがあります。
　事前の胃カメラやCT検査で癌の根が浅い早期の食道癌と診断ができれば、外科手術ではなく、胃カメラで治療を行うことができます。

食道癌の内視鏡治療（ESD）

　内視鏡治療の代表的なものがESD（内視鏡的粘膜下層剥離術）で、電気メスを用いて癌を切除します。
　合併症（出血、穿孔）の可能性がわずかにありますが、外科手術に比し、術後の回復が早く、体への負担が少なく、入院期間も短い治療法です。
　術後、切除した癌を顕微鏡で詳細に調べることで、今後の明確な治療方針を立てることができます。

　当院では安全、確実なESDを心がけています。ご質問などありましたら、消化器内科 加藤または各担当医までご相談ください。

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症例１

症例２

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