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けんこう家族 第106号【6】

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薬と飲食物の相互作用について

薬剤部 薬剤主任 西村 恵里子

薬剤部
薬剤主任
西村 恵里子

 薬を飲むときに、薬と薬の飲み合わせがあるということを聞いたことはあるかと思います。では、薬と飲食物はどうでしょうか。薬の中には、飲食物との相性に気をつける必要のあるものがあります。いくつか例をあげてみましょう。

・牛乳:
牛乳にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれています。「ビスフォスフォネート系」という分類の骨粗鬆症の治療薬(ベネット®等)、キノロン系という分類の抗菌薬(クラビット®等)などは、これらミネラルを多く含むものと同時に飲むと、薬の成分とミネラルが結合し、体に吸収されにくくなってしまいます。牛乳と一緒には飲まず、時間をあけるようにしてください。
・納豆とワーファリン®:
ワーファリン®というのは、血栓ができるのを防ぐ薬です。この薬は、納豆菌が作り出すビタミンKにより、効き目が弱くなってしまいます。ワーファリン®を飲んでいる方は、納豆は食べないでください。なお、緑黄色野菜を大量に食べたり、青汁などを飲んでもビタミンKをたくさん摂ることになるので、同じように効き目が弱くなります。
・グレープフルーツと血圧を下げる薬:
血圧を下げる薬(狭心症の治療に使う薬もあります)の中でも「カルシウム拮抗薬」という分類の薬(ノルバスク®、アダラート®等)は、グレープフルーツの果実やジュースによって、効き目が強くなることが知られています。これは、グレープフルーツの成分によって、薬が体内で分解されるのが抑えられるためです。ひどい場合には、血圧が下がりすぎて意識を失ったという方もいるほどです。
・チーズやレバー、ビール:
これらはチラミンという物質を多く含んでいます。結核の治療薬(イスコチン®)や抗菌薬(ザイボックス®)などは、チラミンが体内で分解されるのを抑えます。これにより体内に溜まったチラミンは、血圧を上げたり、動悸を起こすことがあります。これらの薬を使っているときは、チラミンを多く含む飲食物をたくさん摂るのは避けて下さい。
・酸味のある飲み物と粉薬:
苦味を防ぐためのコーティングが施してある粉薬では、酸味の強い飲み物(果汁分の多いオレンジジュース、スポーツドリンク等)と一緒むことで、コーティングが溶けてしまい、もとの薬の苦みが出てしまうことがあります。こうなると、子供の大嫌いな「苦〜い薬」になってしまいます。

 以上、いくつか例をあげてみました。これが全てではありませんし、全ての薬で飲食物と相互作用があるわけではありません。心配な時には、ぜひ薬剤師に相談してみてください。  

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