手術や急性期の治療を終え、病状が安定したけれど、すぐにご自宅や施設に退院するには不安のある患者さんに対して、在宅復帰に向けた準備と治療を行う病棟です。
退院後の生活を考えて、安心して地域にお戻りいただけるよう治療や支援を行うことを目的としています。
ご家族や身近な方にこのような方はいらっしゃいませんか?
たとえば・・・心不全になってしまい、入院して点滴治療が必要になった。点滴治療がおわり、内服調整しながら退院準備をする間、地域包括ケア病棟で過ごします。
自宅で介護をしている家族がいる場合、介護者の休息のために1週間前後、大切な家族には病院で過ごしていただけます。(レスパイト入院)
たとえば・・・骨折などの手術後や、長い間寝たきりになってしまい体力の低下がみられる患者さんが、自宅の環境を整える間、リハビリを行いながら地域包括ケア病棟で過ごします。
退院後に地域の福祉サービスを受けられるよう一緒に考えたり、自宅での生活が難しい場合は、最適な退院先を選定するお手伝いもしています。(在宅復帰支援)
地域包括ケア病棟に入院希望がある患者さんは、入院中の患者さんは主治医やソーシャルワーカーへ、在宅療養中の方は訪問診療医やケアマネージャーなどにご相談ください。症状によっては他院からの受け入れも行っています。