病理診断科では病に侵された臓器や細胞を顕微鏡で観察して診断しています。病理検査には主に①病理組織診断②細胞診断③術中迅速診断④剖検診断があり、全身の臓器が対象となります。
常勤病理医(病理専門医・細胞診専門医)2名、非常勤病理医2名、臨床検査技師6名(細胞検査士5名)の体制で運営しています。
悪性リンパ腫や糸球体腎炎、神経筋疾患、中枢神経系の詳細な検討などは外部施設と連携して、免疫組織学的手法、超微細構造解析手法等も駆使して診断を行っています。日本病理学会のコンサルテーションシステムを主として外部コンサルテーションを積極的に行い、診断の精度管理を日常的に行っています。
自動免疫染色装置や標本カセット、スライドガラスの印字プリンターを活用することで標本作製時の精度を向上させ、迅速で適正な病理診断を行うよう、努めています。蛍光顕微鏡を用いた水疱症、皮膚血管炎の診断も実施しています。
自施設、他施設において診断された結果について、希望のある患者さんやご家族に直接病理医が詳しい説明を行い、疑問のある事柄についてお答えする病理外来を実施しています。ご相談がございましたら、患者支援センターまで、お気軽にお問い合わせください。