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千代田区の総合病院・外来・入院案内  健康情報  病院だより「けんこう家族」  けんこう家族 第156号【3】
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けんこう家族 第156号【3】

| 目次 |

Doctor’s interview 呼吸器外科特集

呼吸器外科 医師
酒井 絵美

01.医師を目指されたきっかけと、呼吸器外科を専門とされた理由をお聞かせください。

呼吸器外科 医師 酒井 絵美

私は医学を学ぶ前、理学部で幅広い化学を専攻していました。化学の世界は、物質の成り立ちから新しい薬の仕組みに至るまで幅広く、探究すればするほど奥深い学問です。大学院に進む頃、理学部の中でも更に専門を選ぶ必要がありましたが、当時の私はまだ明確な夢を描けずにいました。

そんな中で出会ったのが、夢に向かってまっすぐに進む、子どものような情熱を持つ教授でした。教授の専門であった「創薬」は、新しい薬を見つけ、人々の生活を変える力を持った分野であり、その魅力に触れて私も研究の道に踏み出しました。

しかし、実際の研究室は想像以上に厳しく、昼夜を問わず世界中の研究者が競い合う世界でした。その中で次第に芽生えてきたのが、「研究の成果が患者さんに届く瞬間を自分の目で見たい」という思いです。また、研究に携わるうえでも、病気や医学そのものを基礎から理解する必要があると考えるようになり、医学部への編入を決めました。


研修医時代

胸腔鏡手術

私が研修医の時に、理学部の教授や研究室の先輩方が開発に携わったお薬が「抗がん剤」として日本で使えるようになりました。研究室の仲間が思い描いた夢が形となり、その薬を私自身が医師として患者さんに投与した日は生涯忘れられない経験となりました。この経験は、私が「がん医療に携わりたい」と思う原動力となりました。


胸腔鏡手術2

研修医として多くの診療科を経験する中で、ひときわ心を動かされたのが呼吸器外科でした。呼吸器外科の手術は、研修医の私が見ても驚くほど美しく、繊細で、無駄のない動きの連続でした。患者さんの命を預かる責任の重さや静かな緊張感の中にある情熱を感じ、熱心に指導してくださる先生方の姿に触れ、私も呼吸器外科を専門に選びました。

02.医師になり最も注力してきたことについてお聞かせください。
また、今後の展望についてのお考えをお聞かせください。

医学を志す前は、私自身が「患者さんや家族の立場」で医療と向き合う時間が長くありました。そのときの視点は、今でも私の診療の軸になっています。患者さんはどんな不安を抱え、どんな情報を求め、どんな一言に安心していただけるのか、その声に耳を傾けることを、何よりも大切にしています。

医師として中堅となった今でも、患者さんの多くは私よりも人生経験の豊かな“人生の先輩”です。その方々に敬意を持って向き合うこと、丁寧に説明し、一緒に治療方針を考えていく姿勢を大切にしています。

医療は、医師一人の力では決して成り立ちません。看護師、薬剤師、技師、クラーク、受付スタッフなど、病院には多職種の専門家がそれぞれの役割を果たしています。研究でも、手術でも、「チームで取り組む」ことが最も大切だと私は感じています。これからも多職種の皆さんと共に、より良い医療を届けられるチームをつくっていきたいと思っています。

03.東京逓信病院呼吸器科の特徴

「安心して治療を受けていただく」という基本を大切に、スタッフ一同取り組んでいます。

当院の呼吸器外科の診療は、昭和22年に結核科としての診療を開始したところから始まりました。その後、肺がん・縦隔腫瘍・気胸を含む幅広い呼吸器疾患を専門的に診療し、長年にわたって豊富な経験を積み重ねてきました。

2025年8月には、気胸診療をより体系的に行うため「気胸センター」を新たに開設しました。また同年12月には手術支援ロボット「Da Vinci Xi ® (ダヴィンチ)」を導入しました。これにより、これまで行ってきた肺がんや縦隔腫瘍に対する手術にも選択肢が加わることになります。

呼吸器内科のスタッフとは、呼吸器科としてチームを組んで密に情報共有を行っています。お困りの呼吸器症状に対して内科・外科の両面からの治療方針を提案させていただける体制を整えています。

04.最後に、けんこう家族をご覧の方へメッセージをお願いします。

東京逓信病院呼吸器外科は、患者さんの気持ちに寄り添いながら、安心して治療を受けていただける医療を提供しています。多職種が連携しながらサポート体制を整えておりますので、呼吸器に関わるお困りごとや不安がありましたら、いつでも気軽にご相談ください。


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