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ホーム  診療科のご案内  耳鼻咽喉科  音声障害(歌唱障害)
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歌唱障害

歌唱障害とは

歌唱障害は、歌を歌う際の声に問題が生じた病態を指します。

内容は様々ですが、以前は出せていた高音域が出なくなったという「高音域障害」、地声から裏声の移行部で声が悪くなる「換声点障害」などが典型例です。
疾患の特徴上、歌唱を生業とするプロ歌手や声楽科の学生、音大を目指す学生などが多くなります。

通常医学部で習わない音楽の素養や歌唱への理解が医師側に必要なこと、話声位では声が正常で音声機能検査で明らかな異常が認められない場合も多いことなどから、歌唱障害は診断や治療が難しい傾向にあります。

歌唱障害の診断

診断は他の疾患と同様に問診と内視鏡検査が重要となります。
声帯ポリープなど明らかな音声疾患が存在する場合もありますが、ほぼ正常所見で、よく見ると軽度の慢性喉頭炎、声帯萎縮、声帯結節、発声障害がみられるという状況のことが多いです。

歌唱障害では、上述のように通常の音声検査で異常が出ない場合も多く、他の疾患よりもより踏み込んだ音声評価を行う必要があります。通常の会話で使う地声のみの評価ではなく、裏声や実際に使う歌声など、問題となっている具体的な発声の状況も十分に評価することが特に重要です。

歌唱障害の治療

治療は、原因として考えられる疾患への治療を行うことになります。
例えば慢性喉頭炎が要因であれば、それに対する薬物療法、生活指導を行います。一方、声帯ポリープなど手術適応の疾患があれば、手術が検討されます。
また、生活習慣で声に明らかなマイナスな要因があれば生活指導を行います。

ただし、声にとって医学的に正しい治療が歌唱にはマイナスになる場合もあり(声帯炎を治療したら声が高くなってパワーがなくなったなど)、歌唱障害は他の疾患にくらべて個別的対応がより重要となってきます。

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