頭頸部がんについて

耳鼻咽喉科で扱う「頭頸部がん」

耳鼻咽喉科で扱うがんは、「頭頸部（とうけいぶ）がん」と呼ばれています。
日本人に発生するすべてのがんのうち、約5％が頭頸部がんであるとされています。

頭頸部という言葉は、頭から首にかけてのすべての部位（脳・脊髄と眼球を除く）を指す言葉です。この部位には「呼吸をする」「食事をとる」などの生命を維持するうえで欠かせない機能、さらには発声、聴覚、味覚、嗅覚、表情運動といった社会生活を送るうえで重要な機能が集中しています。
また、顔や首など服で隠れにくい部位である点も、治療にあたっては配慮が必要です。

頭頸部がんの治療法

頭頸部がんの治療法の選択では、がんの原発部位と病期、治療後の生活への影響などを十分考慮し、個々の患者さんの状態に応じた治療プランを立てることが大切です。

当院では、耳鼻咽喉科頭頸部外科専門医が複数在籍し、放射線科など他科の専門医とも協力しながら治療を行っています。

また、緩和ケア医を含む多職種からなるがんケアチームが、療養中もよりよい生活を送れるようサポートさせていただきます。

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