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ホーム  診療科のご案内  耳鼻咽喉科  鼻茸をともなう慢性副鼻腔炎
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鼻茸をともなう慢性副鼻腔炎

鼻茸をともなう慢性副鼻腔炎の新しい治療

鼻茸をともなう慢性副鼻腔炎に対する新薬デュピルマブ(商品名デュピクセント®)が2020年3月25日に承認され、当院でも患者さんへの投与が始まりました。
デュピルマブは、鼻の中で炎症を引き起こす物質インターロイキン(IL4とIL3)の働きをブロックすることで、鼻や副鼻腔の炎症をおさえる新しい薬です。炎症をおさえることにより、鼻茸を小さくするとともに、鼻づまりや匂いがわからないなどの鼻症状を改善する効果が生じると考えられています。今までとは違う系統の治療薬ですので、他の治療で再発を繰り返しうまくコントロールできなかった中度~重度の難治性の副鼻腔炎の方でも、症状を改善し維持する効果が期待できます。

デュピルマブの適応と治療方法

これは、誰にでも投与できる薬ではなく、これまでの治療で効果がなかった患者さんにのみ使う薬です。具体的には、全身性ステロイドなどの薬物療法を実施しても症状が改善しない・長期改善状態を維持できない、または手術後に再発した鼻茸をともなう慢性副鼻腔炎の方が該当します。
治療方法は、2週間ごとの皮下注射で行います。症状安定後に4週間ごとに投与することも可能です。また、医師の判断のもと、患者さんご自身が注射を行う「自己注射」も可能です。

主な副作用

主な副作用としては、注射した部分が赤くなったりかゆみや痛みが出たりする可能性があげられます。また。アナフィラキシーショックや喘息など、他のアレルギー性疾患の症状が変化する可能性があるため、当院では初回の薬剤投与後、一定時間院内にて安静にしていただき、副作用などのリスクに対応した診療を行っております。

当院には、デュピルマブ(デュピクセント)投与可能な医師が勤務しており、患者さんからの相談に積極的に対応しております。投与にはいくつかの厳格な条件を満たす必要がありますので、自分がそれに該当するかどうか、または費用面のお問い合わせなど、詳細については当院耳鼻咽喉科医師にご相談ください。

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